「Webライターの志望動機ってどう書けば良い?」
「Webライターの志望動機を書くときの注意点は?」
「Webライターはどんなスキルが必要?」
とお考えではありませんか。
Webライターの志望動機は、採用を左右する非常に重要な要素です。
そこで、現役Webライターの私が実際に使用している志望動機・提案文を紹介します。
当記事では下記内容を解説しています。
- 【例文付き】Webライターの志望動機の書き方を徹底解説
- Webライターが志望動機を書くときのたった3つのポイント
- Webライターが志望動機を書くときに注意するべき5つのポイント
- Webライターに必要なスキルとは?
- Webライターとしてスキルを磨く方法3選
これからWebライターとして、新しいクライアントに提案して行きたいとお考えの場合はぜひ参考にしてください。
当記事をご覧になれば、志望動機で悩むことはなくなるでしょう。
私は現役で月収60万円以上を稼ぐ
- Webライター
- 構成作家
- 添削者
- Webディレクター
です。
【例文付き】Webライターの志望動機の書き方を徹底解説
志望動機の書き方を解説していきましょう。
志望動機の書き方は下記手順です。
- 挨拶
- 自己紹介
- なぜ応募したのか
- 自分がどういったメリットを提供できるか
- 採用後にどういった稼働をするのか
経験者の場合と未経験者の場合、それぞれを紹介しますね。
経験者の場合
まずはWebライター経験者の場合です。
下記例文を実際に私が使用しています。
経験者の志望動機
はじめまして。専業Webライターとして活動しています村上と申します。
この度は美容に関する記事の執筆ということで、ぜひ執筆させていただきたく思い、応募いたしました。
私は男性ですが、美容に関しては人一倍興味・関心があり、日本化粧品検定の2級を取得しています。
また、来年には日本化粧品検定1級を受験する予定です。
そのため、他の男性Webライターに比べて、私は化粧・美容の知識・スキルが秀でていると自負しています。
加えて、Webライターのスキルとしては、検索ボリューム100〜1000のKW「〇〇」でGoogle1位を取得しています。
その成果もあり、担当させていただいたサイトのPV数を120%以上向上させた経験があります。
美容関連のSEO記事の執筆でしたら、貴社のお力になれると存じますので、ぜひテストライティングだけでもさせていただけないでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、ご検討をお願いいたします。
ポイントとしては具体性です。
なぜ、応募したのか、またどう活躍できるのかを具体的に示すことが重要。
今回の志望動機でいえば、
- 美容記事に応募した→化粧品検定を持っているから
- SEOのスキルがある→PVを120%増加させたから
といった具体的な提案があると、クライアントも信頼してくれます。
経験者なら、どんな経験をして、どういったメリットを提供できるかを検討して志望動機を書きましょう。
未経験者の場合
次は未経験者の場合です。
未経験者の場合は下記のような志望動機がおすすめです。
未経験者の志望動機
はじめまして。Webライターをしています、村上と申します。
この度は、美容系の記事執筆とのことで、ぜひ執筆させていただきたく応募しました。
私は男性ですが、美容に非常に興味・関心があり、自分自身でもメンズメイクをしつつ、日本化粧品検定の取得を目指し勉強しているところです。
一般的な男性に比べて、美容に関する知識・スキルは秀でていると自負しています。
また、個人で美容ブログも運営しており、現在月間〇〇PVほどございます。
ブログで最もPVが多い記事はこちらです(URL)。
ぜひ記事を書かせていただきたく存じます。
できればテストだけでも受けさせていただけないでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、ご検討をお願いいたします。
ポイントは、自分にあるスキル・知識をしっかりアピールすること。
Webライターとしての経験がなくても、予備知識があればクライアントからは好印象を得られます。
注意点については後ほど紹介しますが、決して初心者や未経験者であることを自分からアピールすることのないようにしてください。
Webライターが志望動機を書くときのたった3つのポイント
Webライターが志望動機を書くときのポイントを3つまとめました。
下記に意識をおいて志望動機を書きましょう。
- なぜ執筆したいのかをアピールする
- 自分を採用することでどんなメリットがあるかを提示する
- PREP法を意識して書く
なぜ執筆したいのかをアピールする
志望動機というくらいなので、なぜこの案件で執筆したいのかをしっかりクライアントに伝える必要があります。
もちろん、志望動機が条件(文字単価)の場合もあるでしょう。
しかし、条件で志望動機を書くのは控えるべきです。
ポイント
条件がよかったからという理由で志望してきたライターと、熱意や知識があるライターがいたとしましょう。
その際は後者の方が採用されやすいおがわかりますよね。
もちろん、条件は重要な要素ですが、条件以外でなぜ応募したのかわかる志望動機にすることが重要です。
自分を採用することでどんなメリットがあるかを提示する
また、志望動機は、メリットの提示も重要です。
自分を採用することでクライアントにどんなメリットがあるのかをしっかり提示しましょう。
メリットなくしてクライアントは絶対に採用してくれません。
メリットとして有効なのは、
- 正しく、読みやすい文章が書ける
- SEOの知見・実績がある
- 専門分野の知識・資格がある
などです。
文章が書けるのは最低限として、SEOや専門知識があると、非常に有利になります。
まだ実績がないなら、
- SEO検定を取得する
- 各種専門分野の資格を取得する
といった方法もありですよ。
PREP法を意識して書く
また、文章を書くときは基本的にはPREP法を意識しましょう。
メモ
PREP法とは?:結論→理由→具体例→結論の順に展開する方法
PREP法で文章を書くと、伝わりやすくなります。
志望動機でも、
- 結論:こちらのメディアで執筆させてください
- 理由:私は〇〇で実績があり、興味関心もあるため、お役に立てると思います
- 具体例:過去執筆した記事のURLはこちらです
- 結論:テストだけでもうけさせていただけないでしょうか。ご検討をお願いいたします。
といったイメージです。
PREP法は、実際のライティングでも役立つ方法なので、応用してみてくださいね。
Webライターが志望動機を書くときに注意するべき5つのポイント
Webライターが志望動機を書くときに注意するべきポイントをまとめました。
下記5点には注意してください。
- 初心者・未経験者アピールはご法度
- 理由のない志望動機はネガティブな印象を与える
- 採用するメリットがないとクライアントも採用できない
- 過去のクライアントを否定するような文章は禁止
- 自分のメリットだけを提示してはいけない
初心者・未経験者アピールはご法度
初心者・未経験者アピールは絶対にしてはいけません。
クライアントとライターの立ち位置は対等な取引関係です。
決して雇用主ではないので、ライターを教育する義務はクライアントにはありません。
注意ポイント
つまり、初心者をわざわざ育てる必要性はないということです。
できれば、クライアントは即戦力が欲しいと考えるもの。
そこで「初心者です」「未経験です」といえば、その時点で選考から外される可能性があります。
もちろん、嘘はいけませんが向こうから聞かれるまで「未経験」であることは黙っておきましょう。
ポイント
もちろん、1件でも案件が取れれば、未経験でも初心者でもなくなります。
最初の1件に全力投下しましょう。
理由のない志望動機はネガティブな印象を与える
理由なく志望するとネガティブな印象を与えます。
たとえば「特に理由はありませんが、条件が良いから志望しました」など。
確かになんでも良いと思って条件だけで案件を選ぶことはあるでしょう。
しかし、クライアントからすると非常に印象が悪いものです。
注意ポイント
複数のライターが応募してきているときに、上記のような方がいた場合、選考から外されるのは容易に想像できます。
理由をきちんと考えて、応募するようにしてください。
採用するメリットがないとクライアントも採用できない
また、クライアントとしても慈善事業で案件を募集しているわけではありません。
クライアントにも目的があります。
クライアントの最終目的は「売上の向上」です。
売上を向上するために、
- SEOで成果を出す
- メルマガ登録者を増やす
- SNSフォロワーを増やす
などの目標があり、それらを達成するためにライターを募集しているというわけ。
志望動機に付け加えて、自分がどれだけクライアントにとってメリットがある人間かをアピールできれば、採用確率は高まるでしょう。
過去のクライアントを否定するような文章は禁止
また、過去のクライアントを否定するような文章を書くのもやめましょう。
クライアントからしてみると、過去の取引先を否定するということは、自分たちも今度は否定されるのでは?と考えるものです。
クライアントに限らず、同業他社(他のライター)批判も避けましょう。
特にTwitterなどで、活動しているWebライターは、発言内容に気をつける必要がありますよ。
詳細は下記ページをご覧ください。
-
【機会損失】Webライターはツイッターを今すぐ運営しろ!受注率アップのコツ7選!
「WebライターはTwitterを運用しないとヤバい?」 「WebライターがTwitterを運用するメリットは?」 「WebライターがTwitterを有効活用する方法は?」 上記のようにお考えではあり ...
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自分のメリットだけを提示してはいけない
自分にだけメリットがあるような書き方もNG。
必ずクライアントにとってメリットがあるように文章を構築する必要があります。
クライアントも人間です。
自分にとってもメリットがないと、採用する気になりません。
そのため、クライアントにとって何ができるか?といった観点で考えることが採用の第一歩です。
ポイント
他人のために何ができるかを考えるのがWebライターという仕事の本質でもあります。
Webライターに必要なスキルとは?
Webライターに必要なスキルをまとめました。
- 文章力
- SEOのスキル
- 専門分野のスキル
それぞれ紹介していきますね。
文章力のスキルとは?
まず文章力のスキルにはなにがあるのか?を紹介しましょう。
ざっくり分けると下記があります。
- 正しい文章を書くスキル
- 伝わりやすい文章を書くスキル
- 相手の心を動かす文章を書くスキル
正しい文章を書くスキル
まずは正しい文章を書くスキルです。
文法の知識が重要と説明しましたが、それらの知識をしっかり使って正しい日本語を書く能力が必要です。
Webライターは基本的に企業の記事作成を代行する仕事。
そのため、正しい日本語を書かないと、企業イメージに傷をつけてしまう可能性があるのです。
そして、正しい日本語を書くためには知識とスキルが必要です。
”知っている”だけではなく、”使える”段階まで知識を落とし込む必要があるというわけ。
ちなみに、正しい日本語の基準として
- 文章のねじれがないか
- てにをは(助詞)の使い方が合っているか
- 主語・述語の過剰な省略はないか
などが大事です。
もちろん、他にも重要な要素がありますが、詳細は文法の本などで確認してみてください。
伝わりやすい文章を書くスキル
次は伝わりやすい文章を書くスキルです。
実は正しいだけではダメなのがWebライティング。
本を書く場合、正しさだけでもある程度はOKです。
しかし、Webサイトの記事を読む読者はそもそも文章を読みにきているわけではありません。
情報を簡単に手に入れたいという意図が強いのです。
そのため、Webライターは正しさと同時に”分かりやすさ”が大切ということ。
分かりやすさの基準としては、
- 結論から述べる
- 冗長表現を削除する
- 主張には理由を必ず付け加える
などが重要です。
正しく、分かりやすい文章を意識してみましょう。
相手の心を動かす文章を書くスキル
相手の心を動かす文章を書くスキルも大切。
少し上級ライターのスキルではありますが、読者の行動をコントロールできるWebライターは一流です。
たとえば、
- 商品購入を促す
- サービス登録へ誘導する
- 関連記事を読ませる
などの行動に誘導できれば、クライアントからの評価は当然上がります。
セールスライティングと呼ばれるスキルですが、Webライターとしてさらに飛躍したい場合はセールスライティングについてもスキルを磨きましょう。
セールスライティングの概要は下記ページをご覧ください(外部サイトです)。
知らなきゃマズい!コピーライティングとセールスライティングの違い
SEOのスキルとは?
SEOのスキルと一言で言ってもいくつか存在します。
下記のようなスキルは押さえておくといいでしょう。
- 執筆記事が検索結果の上位に表示できるスキル
- キーワード選定・構成作成のスキル
- 各種データを読み取って記事の改善ができるスキル
執筆記事が検索結果の上位に表示できるスキル
執筆した記事が検索結果の上位に表示できるかどうか?がもっとも重要なSEOのスキルです。
もちろん、上位表示にはコンテンツの質以外にも
- ドメインパワー
- サイトの専門性
- 記事の権威性・信頼性
などの要素があるので、Webライターの腕だけで判断することは難しいケースがあります。
それでも、上位表示するための施策を適切にできるWebライターとそうでないWebライターの間では、圧倒的な差が生じるものです。
SEOのスキルとしては
- キーワードを自然かつ適切に記事内に盛り込む
- 検索意図を満たした構成作り
- 読者のユーザー体験を最適化する導線作り
などが要素としてありますが、上記を網羅し、適切な記事を作成できるWebライターには「SEOのスキルがある」といえるでしょう。
キーワード選定・構成作成のスキル
また、SEOは執筆だけのスキルではありません。
適切に記事を上位表示させるためには、
- ライバルが弱く、需要が比較的高いキーワードで記事を書く
- 構成の時点で読者にとって有益な記事を作る
といった要素も重要です。
そのため、記事構成を渡されて執筆するだけのスタイルを維持するWebライターにはSEOのスキルの一端しか身につきません。
- キーワード選定
- 記事構成作成
の2項目を任せてもらえる案件をしっかりこなさないと真の意味でもスキルは身に付かないということ。
各種データを読み取って記事の改善ができるスキル
また、記事は書きぱなっしではダメです。
Googleのアップデートにより掲載順位が下落する場合や、書いたもののうまく上位表示できない記事が出てくるから。
そういった記事に対して、適切な対処(リライト)を行うことで、掲載順位の底上げができるようになってから、一流のSEOライターです。
そのため、Webライターとしてリライト案件を受けることは非常に重要というわけ。
注意ポイント
ただし、単純に「既存の記事を表現変えて書き直して」という(なんちゃって)リライトはスキルが身につきませんのでご注意ください。
あくまで、データをみて、どこを改善するべきか考えて、適切に記事を改善する行為が「リライト」です。
専門分野のスキルとは?
専門分野のスキルは分野ごとに異なるので、なんとも言えないところです。
たとえば、フィットネス・ダイエット系の記事の場合は
- 実際に自分がダイエットに成功している
- 他人の体型管理を任されて、しっかり成果を出せる
といったスキルがある方は、より正確かつ信頼性のある記事が書けるでしょう。
専門分野に関してだけではありませんが、スキルを証明する実績が重要です。
「実際に〇〇という実績があります。だから〇〇のスキルがあります」
と言えるような実績作りを意識しましょう。
Webライターとしてスキルを磨く方法3選
Webライターとしてスキルを磨く方法は3つあります。
- スクールに通う
- 本を読む
- クライアントからのフィードバックをもらう
それぞれについて解説しますね。
スクールに通う
まずはスクールです。
スクールは添削があり、スキルを最も早く磨ける方法。
お金がかかるので、最初は痛手ですが、効率は最高です。
おすすめスクールについてのページは下記です。
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【無意味?】Webライター通信講座の添削って必要?おすすめWebライティングスクール9選
「Webライターの講座で添削って必要?」 「Webライター講座の選び方は?」 「添削ありのWebライター講座でどれがおすすめ?」 上記のようにお考えではないでしょうか。 添削を実施してい ...
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スキルを磨くにはやや遠回り(添削がないため)ですが、知識だけなら身につきます。
おすすめ参考書は下記です。
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クライアントからフィードバック(修正依頼)を受けるのもスキルアップのポイント。
クライアントから指摘を受けて、修正していくことで徐々にスキルが磨かれます。
とはいえ、クライアントにも当たり外れがあるので、できればスクールをおすすめします。
クライアントとの付き合い方は下記ページが参考になるでしょう。
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まとめ:Webライターの志望動機はクライアントに魅力的なものにしよう
Webライターの志望動機を書くポイントは下記です。
- なぜ執筆したいのかをアピールする
- 自分を採用することでどんなメリットがあるかを提示する
- PREP法を意識して書く
上記を意識して、クライアントに刺さる志望動機を作成しましょう。
また、提案文としてより完璧を求めるなら下記ページを参考にどうぞ。
-
【困る】Webライターの自己PR・提案文・営業はどうしたらいい?現役ライターが解説
「Webライターの自己PRって何を書けばいいの?」 「Webライターの提案文の書き方がわからない」 「自己PRや提案文で書くことがないときはどうしたらいい?」 上記のようにお困りではありませんか。 & ...
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