「WebライターがAIに仕事を奪われるって本当?」
「WebライターがAIに仕事を奪われないようには何をしたらいい?」
「Webライターを始めるのは遅すぎる?」
上記のようにお考えではありませんか。
たしかに昨今AIの進化はすごいものです。
もしかしたら、Webライターの仕事もAIに奪われるのでは……?と考えるのも無理はありませんよね。
ただ、スキルがあったりブランディングができたりしているWebライターは生き残れます(断言)。
なぜそういえるのか、現在Webライターだけで生計を立てている私、村上の経験や考えを今回は述べていきます。
当記事の内容は下記。
- WebライターがAIに仕事を奪われる未来はすぐそこまできている
- スキルがないWebライターはAIに淘汰される運命にある
- スキルがあるWebライターだけが生き残る時代が来る
- WebライターがAIに仕事を奪われない方法【専門性と感動とブランディングが命】
これからWebライターを始めたいけど、AIが怖い……という場合は、ぜひ最後までご覧ください。
きっと不安はなくなり、スキルを磨こう!という気持ちになるはずですよ。
WebライターがAIに仕事を奪われる未来はすぐそこまできている
まず、結論を言ってしまうと、Webライターが仕事を奪われる未来はすぐそこまできています。
では、実際どうなっているのか、最近の事例も踏まえて解説していきましょう。
本章の内容は下記。
- 昨今のAIの進化はめざましいものがある
- AIライターが活躍している事例
- AIライターが自然な文章を書く時代はすぐそこまで来ている
昨今のAIの進化はめざましいものがある
まず、Webライターに限らず、AIの進化はとどまるところを知りません。
最近では身近なことにもAIが導入されており、
- セルフレジ
- 学校のテストの採点
- 自動運転
といった生活に密着した事柄もAIにとって代わられようとしています。
上記を踏まえると、レジ打ちや採点のアルバイトなどが消滅したのは事実です。
一方で、自動運転が進化しているなか、タクシー運転手やバスの運転手がいなくなるわけではありませんよね。
上記の違い
- レジ打ち・採点バイトは無くなった
- 運転手は無くならない
この2つの間にあるものが、Webライターが生き残るヒントです。
(当記事でWebライターが生き残る術は後述します。)
AIライターが活躍している事例
では、AIライターが実際に活躍している事例をご紹介しましょう。
詳細は下記のページをご覧ください。
口コミからバズ記事生むAIライター。取材も人件費も不要で約300倍成長
内容を噛み砕いて説明すると、Rettyというグルメサイトが「まとめ記事自動生成ソリューション」というAIライターを開発し、口コミをまとめた記事を年間2万ページ作成。
しかも、過去のデータを読み取って、上位表示されやすい記事を作成できるとのこと。
実際、AIライターが作成したページが、Googleの検索結果で上位表示され、アクセスが爆発的に増えています。
その結果、記事の実績は目覚ましい。2018年1月時点で2万MAU(月間アクティブユーザー)だったのが、2019年12月では285倍の570万MAUに成長した。
上記のAIの弱点は、口コミというデータベースがないと記事を執筆できない、つまりゼロから記事を書くことができないといったものがあります。
しかし、多くのWebライターがネットでリサーチした情報で記事を書いているので、似たようなことをすぐにAIはできるようになるでしょう。
AIライターが自然な文章を書く時代はすぐそこまで来ている
上記のAIの進化を踏まえると、AIライターが自然で違和感のない文章を書ける時代はすぐそこまできているといえます。
一般的なネットリサーチWebライターの仕事はすぐ奪われる可能性が高いでしょう。
数年前ではまともな文章を書けなかったAIが、今ではGoogleの検索結果上位(SEO対策)をできてしまっているのがその証拠です。
GoogleがAIの方が価値の高いコンテンツを制作できると判断すれば、その辺のWebライターの価値は消え失せてしまいます。
スキルがないWebライターはAIに淘汰される運命にある
では、より踏み込んでどういったWebライターは仕事を奪われて淘汰されるのか、といった話をしていきましょう。
結論としては、スキルがないWebライターは淘汰されてしまいます。
スキルがないとは、具体的には
- 文章のレベルが低い(論理が支離滅裂、助詞の使い方がめちゃくちゃなど)
- SEOの知見がない
- 専門性や権威性、信頼性がない
などなど……
自分に覚えがある場合は、すぐにスキルを磨きましょう。
ちなみにスキルを磨くならスクール・書籍がおすすめです。
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では、なぜ上記のようなスキルがないWebライターが淘汰されるのか、理由を解説していきましょう。
- 理由①:誰でも書ける記事ならAIにも書けるから
- 理由②:誰でも書ける記事ならAIに任せた方が安価で効率がいいから
- 理由③:誰でも書ける記事ならライターを育てる意味がないから
理由①:誰でも書ける記事ならAIにも書けるから
誰でも書ける記事、すなわちネットを調べて書くような記事に関しては人間の優位性はもはやありません。
AIの方が品質のムラ(誤字脱字や論理の飛躍など)がないでしょうから、AIの方がいい記事を書くともいえます。
現在、文字単価0.5円未満の記事に関しては、存在そのものが無くなる可能性すらあるといえるでしょう。
そのため、
- 簡単ライティング
- 初心者歓迎
- 未経験OK
- 誰でも
といった案件を中心に受注している方は危機意識を持った方がいいといえます。
今でもWebライターは飽和傾向にあり案件を取れない状況になってきていますが、これからはより厳しい状況になるでしょう。
ただし、朗報(?)があります。
それは体験談・レビューなどの執筆需要は無くならないこと。
AIはいくら進化しても情報をゼロから生み出すことはできません。
実際に人間が体験したこと、感じたこと(一次情報)には非常に大きな価値がある上にAIには作れないので、感想執筆・レビュー案件は無くならないでしょう。
理由②:誰でも書ける記事ならAIに任せた方が安価で効率がいいから
そして、記事質以上に重要なのがコストの話。
AIは導入に凄まじくお金がかかりますが、一度導入してしまえば、あとはメンテナンスでOKです。
一方、人間を雇うと人件費がかかります。
長い目で見ると、大量のコンテンツを作成するとき、人間に依頼するのは非効率といえるでしょう。
AIの方が安く、品質のいい記事が書けるなら、人間に依頼する必要性は全くありません。
コストの面でも人間がAIに勝てることはないといえます。
早めに文字単価数円以上の高単価Webライターのポジションを目指しましょう!
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理由③:誰でも書ける記事ならライターを育てる意味がないから
そして何よりも、「育てる」行為が無駄になります。
今までは、Webライターを育てて自社メディアで仕事してもらうといった流れが一般的でしたが、AIはいきなりパフォーマンスを発揮するもの。
人間を教育している間に、どんどんAIがいいコンテンツを作成していきます。
そうなると、いよいよ人間を雇う意味がありませんよね。
上記を踏まえると、
注意ポイント
誰でも書ける=AIが書ける記事に価値はないので、ノースキルWebライターに未来はない
といえるのです。
スキルがあるWebライターだけが生き残る時代が来る
しかし、じゃあWebライターが絶滅するのかというとそんなことはありません。
生き残るWebライターは数多く存在します。
ではどのようなWebライターが生き残るのか?回答としては、スキルがあるWebライターです。
スキルがあるWebライターの定義は下記。
- 文章がしっかりしている(文法や論理展開に問題がない)
- SEOの知見があり、自身のコンテンツを検索上位に表示できる
- 専門分野や権威性、信頼性を担保できる
ではどうして上記のWebライターは生き残れるのかを解説していきます。
- 理由①:スキルが必要な記事はしばらくはAIにも無理だから
- 理由②:Webライターそのものが有名だと、その人に依頼すること自体に価値が宿るから
- 理由③:専門分野の資格や知識はAIには持ち得ない権威性や専門性、信頼性になるから
理由①:スキルが必要な記事はしばらくはAIにも無理だから
スキルが必要な記事作成はしばらくはAIにも無理でしょう。
理由としては、高度な知識や判断が必要な文章はAIにはまだまだ作れないから。
せいぜい、データを読み取って、フォーマットに従った文章作成が限界です。
ポイント
ゼロから文章を構築して、検索意図(読者の考えや要望)を満たす記事を書くことはまだまだAIには難しいのが実情。
そのため、AIにはできない文章作成ができるWebライターは重宝されます。
特に、文章だけでなく、読者の理解を助けるために図解をしたり、動画を使ったりといった”気配り”みたいなものが重要。
Webライターは「親切で気が回る人が強い」というのは筆者の持論ですが、AIにはまだこれらは不可能です。
理由②:Webライターそのものが有名だと、その人に依頼すること自体に価値が宿るから
また、Webライターとしてスキルがあると、だんだん指名記事・署名記事が増えていきます。
すると「この人に依頼したい!」と思わせることができるでしょう。
最終的に有名ライターになると「〇〇さんが書いているから間違いない!」と思わせられるので、AIとは差別化ができるわけです。
AIが書いた記事には、権威性などは宿らないですからね。
ブログやTwitter、Instagramでブランディングして、有名になるのは後述しますが、今からできるWebライターの生き残り方の1つ。
上記を踏まえて私は「Webライターはブログを始めろ!」と言っているわけです。
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理由③:専門分野の資格や知識はAIには持ち得ない権威性や専門性、信頼性になるから
また、人間にしか持ち得ないもの、それは専門分野の知識や資格です。
AIは医師になれませんし、弁護士にもなれません。
上記の点に、人間がAIに勝てる可能性が宿ります。
現在、Googleが提唱しているE-A-Tという要素をご存知でしょうか。
メモ
E-A-Tとは?:専門性・権威性・信頼性の英語の頭文字。
E-A-Tが強いページ・サイトを高く評価します、とGoogleは名言しています。
具体的には、
- 医師
- そのへんのおっちゃん
上記の2人が同じ医療系の内容の記事を書いていたとして、Googleは医師の方を評価します……といったもの。
ようは「誰が言っているか」を重視するというわけ。
そしてAIには、この権威性などを持ち合わせません。
そのため、Webライターとして生き残るには、専門家になることが重要なのです。
WebライターがAIに仕事を奪われない方法【専門性と感動とブランディングが命】
さて、当記事の最後にWebライターがこれからできる「AIに仕事を奪われない方法」を解説していきましょう。
結論としては下記項目を押さえておいてください。
- E-A-Tに強いWebライターになる(専門性・権威性・信頼性の強化)
- 読者の気持ちを動かす文章を書く(セールスライティングなど)
- この人なら間違いない!と思わせるようなブランディングをしていく
E-A-Tに強いWebライターになる(専門性・権威性・信頼性の強化)
まずは先ほど説明したE-A-Tに強いWebライターになることです。
端的にいうと「専門家になりましょう」という話。
あなたがジャンルの権威者になり、あなたが何をいうかに価値が宿れば、AIに仕事を奪われることはもうないでしょう。
もちろん、簡単にはなれませんが、勉強したりキャリアを積んだりが重要です。
おすすめなのは資格。
特に国家資格はかなり強いです。
法律のスペシャリスト、医療のスペシャリストなどは高単価案件も狙えるのでおすすめ。
とはいえ、誰もがなれるわけではありませんから、まずはできることから始めるのも重要です。
たとえば、下記がおすすめ。
- ファイナンシャルプランナー
- 宅建士
- 薬事法管理者
- コスメライター
上記は、取得難度と取得後の案件単価のバランスが優れています。
それぞれ
- ファイナンシャルプランナー→金融系
- 宅建士→不動産系
- 薬事法管理者→医療系
- コスメライター→美容系
の高単価案件に派生できます。
読者の気持ちを動かす文章を書く(セールスライティングなど)
次は読者の気持ちを動かす文章を書くこと。
特にセールスライティングのジャンルです。
現状AIは人間の感情を読み取るとことまではいけていません。
そのため、人間の感情を揺さぶることは人間の専売特許。
- 商品を購入させる
- メルマガに登録させる
- SNSでシェアさせる
- 関連記事を読ませる
上記のような行動を促す文章は、現状人間が得意とするジャンルです。
セールスライティングのスキルを磨いて、AIと差別化を図りましょう。
この人なら間違いない!と思わせるようなブランディングをしていく
最後に、ブランディングです。
ライターとして名前が売れれば「このジャンルならこの人」といった差別化ができます。
特にブログなどのメディアを運営していて、そこから声をかけられるようになれば、AIには負けないWebライターになれているといえるでしょう。
有象無象のWebライターとは違うことを証明できれば、もう怖いものはありません。
そのため、私は何度も「Webライターはブログだ!」と説明しているわけです。
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まとめ:AIにすぐ仕事を奪われることはないけど、油断すると淘汰される
以上、当ページの結論をまとめると、AIにすぐ仕事を奪われることはないけど、油断すると淘汰されるといった感じです。
スキルがないWebライターの未来はありません。
一方、下記項目に自信を持って頷けるWebライターは将来安泰です。
- 文章がしっかりしている(文法や論理展開に問題がない)
- SEOの知見があり、自身のコンテンツを検索上位に表示できる
- 専門分野や権威性、信頼性を担保できる
そして、Webライターとして生き残るためには次のことを意識してみてください。
ポイント
- E-A-Tに強いWebライターになる(専門性・権威性・信頼性の強化)
- 読者の気持ちを動かす文章を書く(セールスライティングなど)
- この人なら間違いない!と思わせるようなブランディングをしていく
ぜひ、スキルを磨いて、生き残れるWebライターを目指してくださいね。
スキルを磨くのに一番効率がいいのは、スクールに通うことです。
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