「Webライターが納期に遅れるとどうなるの?」
「Webライターが納期を守るためにした方がいいことって?」
「どうしても納期に間に合わないときにWebライターがするべきことは?」
上記のようにお考えではないでしょうか。
Webライターをしていると、どうしても納期に間に合わないことがありますよね。
しかし、初めての納期遅れだとどうなるのかが心配になるものでしょう。
実際に私がしている対応も紹介しますので、参考にしてください。
当記事の内容は次の通りです。
- Webライターが納期遅延したらどうなる?
- Webライターが納期遅延してしまうときの対応
- Webライターが納期遅延しないためのコツ9選
Webライターをしていて「納期に間に合いそうにない!」と焦っている場合でも、ぜひ心を落ち着かせて当記事をご覧ください。
緊急で納期に遅れるときの対処法を知りたいときは、こちらから先に見ていただければ幸いです。
Webライターは納期を守るのが鉄則!守れないとどうなる?
Webライターは納期を守るのが鉄則です。
メモ
そもそも納期とは?:納入期限の略。記事を納品する期限のこと
多くの場合、Webライターはクライアントと契約を結ぶのですが、納期については必ず記載されています。
納期遅延は契約違反なので下記のような状況になるでしょう。
- 信頼を失う
- 納期遅れを繰り返すと最悪契約解除
- ひどい場合は損害賠償請求も?
それぞれ解説していきますね。
信頼を失う
納期遅延を一回でもしてしまうと、納期を遵守しているライターに比べて信頼度は下がります。
信頼を失うと次のような状態になるでしょう。
- 継続案件の提案がなくなる
- 単価アップの可能性がなくなる
納期遅延する人と取引をしたいクライアントはいませんので、継続案件をもらえなくなります。
そのため、納期遅延するWebライターは、収入が安定しにくくなるのです。
また、単価アップも難しくなるでしょう。
当然、信頼できないWebライターに今以上の報酬を支払いたいと思うクライアントはいませんよね。
ただし、印象はよくないため、納期厳守が基本ですよ!
納期遅れを繰り返すと最悪契約解除
1度や2度の納期遅れも本来回避するべきですが、何度も納期に遅れるとどうなるのか。
結論からいうと、契約解除は避けられないでしょう。
人間なので、やむを得ない事情があることもあるとは思います。
ただし、あまりにも納期遅延する場合は、それ以上取引を続けることが難しくなるため、クライアントも契約解除を選択せざるを得ません。
どうしても取引を継続したい場合は、なんとしても納期を守るようにしてくださいね。
ひどい場合は損害賠償請求も?
Webライターの納期遅延による損害賠償ケースはネットに数多くある……わけではありません。
しかし、似た業種のWeb制作では実際に請求されたことがあるようです。
下記のようにWeb制作での納期遅延で損害賠償請求を受けたという相談がありました。
WEB制作の納期遅れで損害賠償を請求すると言われました。
上記の方は、口約束だけで契約をしてしまい、問題になったということです。
自分の身を守るためにも、きちんと契約書を交わして案件を取るようにしてくださいね。
とはいえ、納期をそもそも守れば損害賠償請求をされるようなこともありません。
いくら副業だからといっても、Webライターは立派な事業です。
Webライターがどうしても納期を守れない場合の対処法
それでは、あってはならないことですが、どうしても納期に間に合わないことがわかったときの対処法を解説していきます。
Webライターをしていたら、何かしらの理由で納期遅延してしまいそうになることがあるでしょう。
その際の正しい対応をお伝えいたします。
下記対応をしていきましょう。
- 納期が間に合わないかどうかを早めに判断する
- 間に合わない場合は、一刻も早くクライアントに相談する
- まずは謝罪
- その後、納期の再提案(絶対に納品できる日程を提示)
- 今後は納期遅れがないことを約束する
上記を押さえた納期遅れの際の謝罪・提案文のサンプルを下記に記載しておきます。
詳細は書き換えて、ご利用ください。
納期遅れの際の文章サンプル
(取引先)様、お世話になっております。
(氏名)です。
KW「〇〇」の記事についてご相談がございます。先日ご依頼いただいたKW「〇〇」について、大変申し訳ございませんが、納期(◯月◯日)に間に合いそうにありません。納期に遅れる理由は、ひとえに私のスケジュール管理の甘さが原因(←この部分は言い訳がましくならないように注意)です。
つきましては、納期を延長していただきたく思い、ご連絡いたしました。大変恐縮ではございますが、納期を◯月×日の10:00(←時間まで書くと誠意が伝わりやすい)までに延長していただけないでしょうか。必ず、上記の納期には納品することをお約束いたします。
また、今後は一切の納期遅れがないことも合わせて誓います。大変申し訳ございませんが、ご検討をお願いいたします。
納期が間に合わないかどうかを早めに判断する
まずは納期が間に合わないかどうかを早めに判断しましょう。
人間の心理として、ギリギリまで粘りたくなるものですが、判断は早い方がいいものです。
判断を早めにすることで、クライアントも対応がしやすくなります。
注意ポイント
間違っても納期当日に「間に合いません」はしないようにしましょう。
当日に言われてもクライアントとしては非常に困ることが多いから。
間に合わない場合は、一刻も早くクライアントに相談する
間に合わないことがわかったら、すぐにクライアントに相談しましょう。
連絡を一本入れるのと入れないのでは、印象が全然違うからです。
どうせ遅れるのであれば、最大限誠意のある対応をして、クライアントからの信頼をキープしましょう。
どう頑張っても間に合わないことがわかれば、早い段階でクライアントに連絡を入れるべきです。
メモ
早ければ早い方がいいので、もしクライアントから納期を提示された段階で難しそうなら、正直に「その納期は難しそうです」と伝えるのがベター。
嘘をついたり、無理をしたりしてもいいことはありません。
結果、納期遅延するなら信頼を失うので、余裕のあるスケジュールを心がけましょう。
まずは謝罪
相談したとき、まずは謝罪をしましょう。
ついつい焦って、納期の延長をお願いしがちですが、最初に謝罪からするべきです。
納期遅延は契約違反なので、クライアントにとっては不利益が多いのが実情。
そういった迷惑をかけたことをまずは謝っておかないと、クライアントもいい気分はしません。
きちんと、誠意を持って謝るようにしてくださいね。
その後、納期の再提案(絶対に納品できる日程を提示)
謝罪と納期に遅れる旨を伝えたら、次は納期の再提案を行いましょう。
このとき、絶対に納品できる日程を提示することがポイントです。
もちろん、期間は短い方がいいのは言うまでもありません。
ポイント
本来の納期の翌日、12時間後など、刻めるなら刻んだ方がいいでしょう。
ただし、2回目の納期の提示で間に合わないのは言語道断です。
絶対に間に合わせましょう。
難しければ余裕のあるスケジュールが鉄則。
納品が確実にできるタイミングを設定してくださいね。
今後は納期遅れがないことを約束する
1度納期に遅れてしまい、再度納期の提示をクライアントが承諾したら、最後に今後は2度と納期遅延がないことを約束しましょう。
信頼をキープするために、納期遅延が金輪際ないことを誓ってください。
1度・2度の納期遅延で契約解除までするクライアントは少ないので、誠実な対応で信頼を維持しましょうね。
Webライターが納期遅れを回避するためのコツ9選を現役Webライターが解説!
さて、納期遅延するとどうなるのかを解説してきました。
次の9つのコツをお試しください。
- ToDoリストアプリでしっかり管理する
- スケジュールに余裕を作っておく
- 案件の受けすぎに注意する
- 未経験ジャンルの場合は余分に時間をとっておく
- 執筆速度を上げる
- 体調管理をきっちりする
- 生活リズムを整える
- 前倒しで仕事を進める意識を持つ
- 納品後に自分へのご褒美を用意する
ToDoリストアプリでしっかり管理する
まず、最もおすすめしているのがToDoリストアプリで、タスクをしっかり管理することです。
おすすめはマイクロソフトの「ToDo」アプリ。
シンプルな管理画面で、タスクを管理できます。
案件の依頼を受けた段階で、どんどんタスクをTo Doアプリに放り込んでいき、カレンダーを見ながら納期を設定していきます。
ポイント
このとき、実際の納期より2・3日早めの「自分納期」を設定しておくのがおすすめ。
自分納期に間に合わせるように作業していけば、もし体調不良や急なスケジュール変更でも対応が可能ですよ!
スケジュールに余裕を作っておく
スケジュールに余裕を持っておくことも大切。
しかし、スケジュールに余裕がない状態をキープしてしまうと、もしものときに対応ができなくなってしまうでしょう。
フリーランスのWebライターは月30日フルで働きたくなるものですが、あえて25日程度の労働にしておき、5日は休日(予備日)にしておいてください。
大抵、なんらかの問題が生じて予備日を執筆に充てることが多いでしょう。
それくらい、スケジュールは思い通りにいかないものです。
案件の受けすぎに注意する
案件の数にも注意しましょう。
スケジュールと重なる部分ではありますが、複数社との取引を並行で進めすぎると処理仕切れなくなることもしばしば。
もちろん、フリーランスWebライターは複数の企業と取引をするべきですが、案件の受けすぎには注意しましょう。
下記の場合は取引企業の数を絞った方がいい場合があります。
- 納期が同タイミングで被ることが多い
- 1日3社以上の仕事を捌く必要がある
などなど……
もちろん、スキル次第で上記の状態でも案件を消化できる人もいるでしょう。
未経験ジャンルの場合は余分に時間をとっておく
未経験ジャンルの記事を執筆する場合は、いつもの倍時間がかかると思っておいてください。
執筆はそれほど時間がかからなくても調査の時間がいつも以上にかかります。
前提知識がないからですね。
いつもの雰囲気や感覚でスケジューリングすると失敗しがちなので、ご注意ください。
執筆速度を上げる
納期遅れを回避するためのコツとして、執筆速度を上げる努力はしましょう。
- タイピング速度を上げる
- 音声入力を利用する
- 文の型を作っておく
- とにかく執筆に慣れる
- 調査を完璧にしてから執筆をする
などなど……
特に音声入力は慣れるとスピードが爆速になります。ぜひご利用ください!
体調管理をきっちりする
Webライターの納期遅れのよくある理由が体調不良です。
気を使っていても体調は突然崩れるもの。
用心していても崩れるものではありますが、体調管理はできるだけしておきましょう。
フリーランスは体が資本ですからね。
- 食生活に気を使う(暴飲暴食をしない・バランスの良い食事)
- 睡眠時間をしっかり確保する(徹夜での作業は絶対しない)
- 適度に運動をする(1日1時間〜2時間は走るor歩く)
- 水を積極的に飲む
などなど……
それぞれの理由は私が解説するより、専門家の意見を聞いた方がいいと思いますので、大塚製薬のボディメンテの公式ページをご覧ください。
生活リズムを整える
生活リズムを整えましょう。
いつ起きて、記事を書いて、いつ食事をして、いつ寝てといった流れが不規則だとスケジューリングが難しくなります。
なるべく規則正しい生活を心がけることで、スケジュール通りの執筆・納品を徹底しましょう。
ちなみに私の1日についての記事は下記です。
前倒しで仕事を進める意識を持つ
先ほど少し説明しましたが、前倒しで仕事を進める意識を持つようにしましょう。
「自分納期」を本納期の2・3日前に設けておくことをおすすめしています。
それでも、スケジュールの問題で遅れることがあるため、可能ならどんどん先に仕事を処理していきましょう。
巻く分には全く問題がありません。
納品後に自分へのご褒美を用意する
最後にてきめんなコツをご紹介いたします。
納品後に自分にご褒美を用意しておきましょう。
私の場合、美味しいご飯を用意することが多いです。
人間、目標があれば頑張れますよね。
小さなご褒美で構いませんので、納品したらいいことがある!といった状態を作っておくことが大切ですよ。
補足:納期を守れないWebライターが多いのが実情!約束を守るだけで上位になれる!
最後に補足をしておきます。
Webライターとして、競合と差をつける方法を最後にご紹介しておきます。
この章のお品書きは下記。
- 納期を守れないWebライターは多い
- 納期を守れる、誤字脱字がないといった常識を当たり前にできる人は市場価値が高い
- 納期を守りつつ、高品質な記事を納品するWebライターを目指そう
納期を守れないWebライターは多い
まず、結論として、納期を守れないWebライターが多いことを説明していきます。
次のツイートをご覧ください。
Web記事とかですごいライター・デザイナーの話をよく見るから自信なくす事多かったけど。
自分で発注してみたら8割のフリーランスが連絡なしで納期遅れとか平気でするから、納期順守・報連相を密にする自分はそれだけでちゃんとしてる方なんだなと思った— あやみ (@oniwa_no_ishi) March 1, 2021
Webライターとして活動しているときに、当たり前のように納期を守る人からすると驚くべきことですが、8割のフリーランスが納期遅れを平気でする……と言っている人もいます。
「信頼を失いますよ」「契約解除されますよ」と口を酸っぱくして言っても、納期を守れない人は一定数存在するのです。
納期を守れる、誤字脱字がないといった常識を当たり前にできる人は市場価値が高い
上記のことを踏まえると、クライアント側の意見としては、納期を確実に守ってくれるだけで好印象とまでいえます。
巧みな文章表現や、レベルの高いSEOライティングができるに越したことはありません。
しかし、何より納期を守ることが重要です。
納期が守れ、コミュニケーションが取れれば、Webライター自身のスキルアップや単価アップにクライアントは積極的になるでしょう。
ようは常識のあるWebライターになれば、それだけで差別化できるということです。
納期を守りつつ、高品質な記事を納品するWebライターを目指そう
結論を言ってしまえば、納期をしっかり守りつつ、最低限のクオリティを維持できるWebライターが一番重宝されます。
当たり前を当たり前にできるWebライターを目指しましょう。
そうすれば、単価アップや継続案件獲得も容易になりますよ。
まとめ:Webライターは納期を厳守して、信頼を積み重ねよう
Webライターは納期厳守が鉄則です。
もし、納期に遅れてしまったら下記のような状況になることがあります。
- 信頼を失う
- 納期遅れを繰り返すと最悪契約解除
- ひどい場合は損害賠償請求
どうしても納期に間に合わない場合の対処法は次の通り。
納期に間に合わない場合の対処法
- 納期が間に合わないかどうかを早めに判断する
- 間に合わない場合は、一刻も早くクライアントに相談する
- まずは謝罪
- その後、納期の再提案(絶対に納品できる日程を提示)
- 今後は納期遅れがないことを約束する
最後に、納期遅れを回避するテクニック9選は下記です。
- ToDoリストアプリでしっかり管理する
- スケジュールに余裕を作っておく
- 案件の受けすぎに注意する
- 未経験ジャンルの場合は余分に時間をとっておく
- 執筆速度を上げる
- 体調管理をきっちりする
- 生活リズムを整える
- 前倒しで仕事を進める意識を持つ
- 納品後に自分へのご褒美を用意する