「Webライターに記事を依頼したいけど費用相場がわからない」
「できるだけ安く、品質の良い記事が欲しい」
上記のようにお考えではないでしょうか。
昨今、Webサイトでの集客が激化している中、コンテンツ制作をできればプロのWebライターに依頼したいと思うものです。
しかし、相場を調べても実際はピンキリで、一体いくら支払えば良いのかわかりにくいでしょう。
当記事の内容は下記です。
- Webライターの費用の計算方法
- Webライターの費用相場
- Webライターに案件を依頼するポイント7選
これから、Webサイトを立ち上げる、またはすでに立ち上げているけどコンテンツを充実させたいとお考えの場合は、ぜひ最後までご覧ください。
私は現役で月収60万円以上を稼ぐ
- Webライター
- 構成作家
- 添削者
- Webディレクター
です。
Webライターの費用はどう計算する?
まずは前提条件として、Webライターの費用の計算について解説していきます。
すでに「文字単価」「記事単価」「時給」の意味がわかる場合はこの章は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
その際、こちらからご覧ください。
それではライター報酬の計算方法について解説していきます。
下記のような種類があるので、しっかり押さえておきましょう。
- 文字単価
- 記事単価
- 時給
文字単価
文字単価とは、1文字◯円で設定する形式です。
一般的なWebライターは、文字単価で相場を決めることがほとんど。
自身の市場価値も文字単価で換算したり、アピールしたりすることが多いのが実情です。
計算例として、文字単価1.5円のライターが5,000文字の記事を執筆した場合は下記のような計算ができます。
メモ
1.5円/文字×5,000文字=7,500円
1記事で7,500円の利益というわけ。
注意ポイント
ただし、クラウドソーシングサイトを利用する際はクラウドソーシングサイトの手数料が取られるので、ライターに入る報酬は7,500円より小さくなります。
とはいえ、基本的にWebライターの文字単価は手数料込みで計算するため、あまり気にする必要はありません。
記事単価
次は記事単価について。
記事単価は文字数によらず、1記事◯円の報酬体系です。
文字数を設定しないわけではなく、多くの場合最低文字数を設定します。
そして、最低文字数にWebライターの文字単価をかけた金額が報酬に設定されることがほとんど。
例えば、文字単価1.5円、最低文字数5,000文字の記事の場合……
メモ
1.5円/文字×5,000文字=7,500円
先ほどの文字単価と同じ条件なので、報酬も同じ金額です。
注意ポイント
ただし、記事単価の場合、超過した分は報酬を支払わないことが多い。
5,000文字の設定で、10,000文字書いたからといって10,000文字分の報酬を出す必要はありません。
(Webライターと相談してコンテンツボリュームは考えましょう)
時給
3つ目は時給式です。
リライトや添削といった案件で多い形態で、1時間で◯円といったもの。
Webライターというより、Webディレクターなど上流工程の人に多い形です。
リモートワークで時給というとサボりたい放題に見えますが、クラウドワークスなどは、タイムカードアプリを使って労働時間を管理していますので、ご安心ください。
クラウドワークスタイムカードの詳細は下記からご覧ください。
Webライターの費用相場はどれくらい?項目別に解説
とはいえ、費用相場は何を基準にするかで変わってきます。
そこで、項目別にそれぞれの費用相場をまとめました。
下記の項目で説明をしていきますので、参考にしてみてください。
- Webライターのスキル
- 記事内容
- 記事タイプ
必ずしも、今回紹介する費用相場に当てはまるとは限らないのでご注意ください。
Webライターのスキルによって変わる
まずは依頼するWebライターのスキルによって費用相場は変わってきます。
ざっくりと3段階(初心者・中級者・上級者)で分けると下記のような感じです。
- 初心者ライター:文字単価〜1.0円
- 中級者ライター:文字単価1.0円〜3.0円
- 上級者ライター:文字単価3.0円〜
初心者ライター:文字単価〜1.0円
初心者はまだスキルと実績がないため、高単価案件を受けるのは難しいでしょう。
そのため、1.0円未満の案件から中心に受注して、実績とスキルを身につけるのが最適……と、言われています。
コンテンツのレベルがそこまで必要ないと思う場合や、とにかく数を発注したいときは初心者Webライターに依頼するのがおすすめ。
文字単価1.0円未満なら、1記事で大体5,000文字の場合、記事単価5,000円未満です。
100記事発注したら、
メモ
5,000円/記事×100記事=500,000円
といった計算です。
50万円ほど予算を用意しておけば、初心者ライターに100記事書いてもらうことができるでしょう。
注意ポイント
ただし、初心者が書いた記事はクオリティにムラがあるため、リライトや確認など、別途工数が必要になり、お金が必要になることもしばしば。
注意してください。
中級者ライター:文字単価1.0円〜3.0円
一般的なメディア・サイトを運営したい人が依頼するべきは、中級者ライターでしょう。
文字単価が1.0円〜3.0円程度で、専業ライターが多い層です。
1文字2.0円、5,000文字執筆、100記事必要な場合、費用は下記。
メモ
2.0円/文字×5,000文字/記事×100記事=1,000,000円
予算としては、100万円ほど必要ということ。
ただし、中級者のライターなら、SEOの知識やセールスライティングを身につけていることが多いため、売り上げは出やすいでしょう。
安くコンテンツを制作しても、売り上げがなければ意味がありません。
そのため、どうしても予算がない場合を除いて、中級者以上のWebライターに依頼することをおすすめします。
上級者ライター:文字単価3.0円〜
上級者ライターは文字単価3.0円以上です。
中には10.0円や30.0円、100.0円以上の猛者も存在します。
そういったトップライターの方々は、紙媒体のメディアで記事を書いていることが多く、Webライターとはやや離れている場合も多いのが実情。
上級Webライターは、医師や弁護士などの資格・免許を持っていることが多いので、専門性に特化した記事執筆を任せられますよ。
ただし、文字単価10.0円ライターに、5,000文字・100記事を書いてもらった場合、
メモ
10.0円/文字×5,000文字/記事×100記事=5,000,000円
500万円の予算が必要です。
比較的大きな企業でしか出せない金額なので、予算が潤沢にある場合を除いて上級Webライターへの依頼は難しいでしょう。
記事の内容によって変わる
次は記事の内容についてです。
ライターのレベルも影響してくるところですが、執筆内容によっても費用相場が決まっています。
具体的には下記。
- 感想・レビューなど誰でも書ける記事:文字単価〜0.5円
- コラム記事:文字単価0.5円〜2.0円
- 専門知識が必要なSEO記事:文字単価1.0円〜
それぞれみていきましょう。
感想・レビューなど誰でも書ける記事:文字単価〜0.5円
感想やレビューなど、誰でも調査無しで書ける記事の文字単価は最大でも0.5円程度です。
というのも、上記のような記事は数が必要な上に、ライターのレベルも低いことが多いため。
場合によっては数百記事を集めたいと考える場合もありますよね。
そういったとき、単価1.0円で感想やレビューを集めていては予算がいくらあっても足りません。
そのため、単価を抑えて依頼するような案件なのです。
クラウドソーシングサイトで発注されている感想・レビューは主に下記が挙げられます。
- アニメ・映画・ドラマの感想・レビュー
- 音楽の感想・レビュー
- ゲームの感想・レビュー
などなど……
コラム記事:文字単価0.5円〜2.0円
次はコラム記事です。
多くのメディアが必要とするコラム記事は、SEOの知識も必要になってきます。
そのため、感想やレビューに比べて単価が上がる傾向に。
多くの中級者Webライターがコラム執筆をメイン業務にしています。
コラムの内容としては、
- 恋愛
- 趣味
- 旅行
- スポーツ
- ペット
など
が挙げられます。
専門知識が必要なSEO記事:文字単価1.0円〜
コラムより専門性が強く、さらにSEOでの上位表示を狙う場合は、最低でも1.0円以上は出しましょう。
SEOライティングができるWebライターの最低限の相場が1.0円からというのが理由です。
さらに、
- 医療
- 法律
- 金融
- 不動産
- 健康
- 美容
などの、YMYLジャンルは、ライターの能力や知識が非常に重要になってきます。
単価も3.0円や5.0円、10.0円程度出さなければいけない場合もありますよ。
記事のタイプによって変わる
記事のタイプによっても単価が変わってくるものです。
下記のようにざっくりと分られ、それぞれ単価が大まかに決まっています。
- 調査不要な記事:文字単価〜0.5円
- ネット完結型の記事:文字単価0.5円〜5.0円
- 取材が必要な記事:文字単価5.0円〜
調査不要な記事:文字単価〜0.5円
調査不要系の記事は、Webライター自身の体験などを書くものなので、あまり高額な予算は必要ありません。
クラウドワークスやランサーズのタスクで募集をかけることが多いジャンルでもあります。
コンテンツにアンケート結果やレビューが欲しい場合などに利用しましょう。
注意ポイント
ただし、調査不要系のコンテンツは情報の信ぴょう性を担保できない場合があります。
十分、コンテンツを公開する前に内容に問題がないかを確認してください。
ネット完結型の記事:文字単価0.5円〜5.0円
ネット完結型の記事が一番、オーソドックスなコンテンツです。
ネットでWebライターが調査を行い、情報を集めてくるといった記事。
Webライター自身が出張することがないため、そこまで費用がかかるわけではありません。
注意ポイント
ただし、内容が高単価ジャンル(金融・医療・法律など)の場合は、たとえネット完結型の記事でも文字単価5.0円などの費用が生じる場合があります。
取材が必要な記事:文字単価5.0円〜
3つ目は取材が必要な記事です。
文字単価5.0円〜10.0円以上は覚悟した方が良いでしょう。
取材するためにライターにさまざまな行動を強いる記事なため、その分報酬も高くしなければいけないからです。
ポイント
潤沢な予算がないと、取材記事の外注は難しいものです。
もし自社でできるなら、取材記事は自社で賄うなどの対策が必要でしょう。
Webライターに記事執筆を依頼するときにかかる費用の内訳
Webライターの費用相場を説明しました。
では、どこにそんなに費用がかかるのか?を解説していきます。
結論から述べると、次のような内訳です。
- Webライターの執筆費用
- Webライターの構成作成・企画費用
- 取材時の交通費など
- 商品やサービス紹介記事の場合、ライターに提供する商品・サービスの費用
- 撮影費用
Webライターの執筆費用
まずはWebライターの執筆費用です。
こちらは文字単価で計算することが多い値。
タイトルや構成を作成してWebライターに渡すときは、執筆費用は必ず発生します。
ただ、一言で執筆といっても
- ドキュメント(テキスト)納品
- ワードプレス入稿
- 画像選定
- 文字装飾
- グラフや図解の作成
といった手間がかかる場合は、単価をあげないとライターが集まらないことも多いので注意してください。
Webライターの構成作成・企画費用
Webライターに構成の作成や企画そのものを任せるときは、別途費用が必要になる場合があります。
構成の場合は文字単価で測れないため、記事単価を用いることがほとんど。
1構成1,000円〜3,000円出すクライアントもいれば、数百円でまかなおうとするクライアントも存在します。
安かろう悪かろうなので、予算があれば構成作成にも注力しましょう。
注意ポイント
記事構成はSEOにおいて非常に重要なポイントです。
構成を疎かにすると、せっかく書いてもらった記事が上位表示されないことも。
構成は少し費用がかかってもレベルの高いライターに依頼しましょう。
取材時の交通費など
取材時の交通費をはじめた諸費も負担する必要があります。
ライターが万全の状態で取材できるようにお金を出しましょう。
ただし、交通費などは記事質に直接影響しにくい箇所。
取材地の近辺に住んでいるライターを雇うことで、費用を抑えられますよ。
商品やサービス紹介記事の場合、ライターに提供する商品・サービスの費用
商品の紹介記事・サービスの体験記事を依頼するときは、ライターに試供品を渡したり、サービスを使ってもらったりした方が、一次情報が獲得できて、記事質が上がります。
メモ
一次情報とは?:筆者しか持ち得ない情報のこと。体験・経験などが該当する
高品質な記事を執筆することが、SEOで成功する鍵なので、予算が許す限り、Webライターに商品やサービスを提供することをおすすめします。
撮影費用
また、取材にWebライターが赴くとき、一次情報としてオリジナルの画像を撮影してもらうのもSEO的に有効です。
ただし、撮影を依頼するときも別途お金がかかります。
どうしても画像を利用したいけど、予算がないといった場合は著作権フリーサイトを利用すれば大丈夫です。
注意ポイント
しかし、オリジナル画像の方が周囲と差別化できて、有利になるでしょう。
撮影も合わせて請け負っているWebライターは多いため、必要があれば依頼してみることをおすすめします。
Webライターに案件を依頼するポイント7選を現役Webライター目線で解説
当記事の最後にWebライターに案件を依頼するときのポイント7選をご紹介いたします。
結論として、下記項目を押さえておいてください。
- 自社でできることを洗い出す
- どうしても自社でできない場合のみ外注する
- 依頼するときは、スキル・評価・実績・人間性を徹底的に確認する
- 時間をかけてWebライターを育てるのもアリ
- すぐに結果が欲しいなら、費用がかかってもプロWebライター
- 自分自身もSEOなどの勉強をしておく
- 無闇に単価交渉してくるWebライターは早めに契約を終了する
1つずつ説明していきましょう。
自社でできることを洗い出す
まずは外注する前に、自社でできることとできないことを書き出しましょう。
例えば
<できること>
- サイト設計
- キーワード選定
- タイトル設定
- 構成作成
<できないこと>
- 執筆
- 画像選定
- 入稿
上記のように、できることとできないことを明確にしましょう。
前提として、できることまで外注してしまうと、無駄に費用がかかってしまいます。
どうしても自社でできない場合のみ外注する
前項でできないことを出したら、いよいよ外注です。
この際、3つの選択肢があります。
- クラウドソーシングで募集する
- 記事制作代行会社に依頼する
- Webライターに直接依頼する
クラウドソーシングが最もお手軽ですが、その分、手数料が高い点には注意してください。
ただ、クラウドソーシングには多数のWebライターが在籍していますので、急ぎで高品質なWebライターを獲得したいときはおすすめです。
次は記事制作代行会社に依頼する方法です。
非常に高品質を担保してくれることが多いのですが、費用はクラウドソーシングの比ではありません。
予算に余裕がある場合は依頼してもいいでしょうが、立ち上げたてのメディアでは厳しいかもしれませんね。
最も費用を抑える方法は直接Webライターに依頼するというもの。
現在はブログやTwitterで情報発信しているWebライターが多いため、信頼できそうなら、声をかけてみるのも手ですよ。
スキル・評価・実績・人間性を徹底的に確認する
Webライターを雇うときは必ず、
- スキル
- 評価
- 実績
- 人間性
を確認しましょう。
というのも、スキルがあると謳っているだけで、実績と評価がない場合は嘘をついている可能性があるからです。
また、技術があっても人間性に問題がある場合は、気持ちのいい取引ができない場合もあるでしょう。
クラウドソーシングでは実績などが公開されるので、プロフィールと合わせて確認してください。
時間をかけてWebライターを育てるのもアリ
もし費用を極限まで抑えたい&自分にある程度のコンテンツ制作スキルがあるなら、初心者Webライターを雇って教育するのも手です。
かなり時間はかかりますが、低単価で高品質を目指すなら、自社でライターを育てることをおすすめします。
ただし、テストライティングなどで最低限の日本語スキルは確認しましょう。
メモ
最低限の日本語スキルとは?:
- 主語と述語の一致
- 文末・語尾の連続を避ける
- 論理展開の飛躍がない
- です・ます調が使える
など
最低限の日本語スキルがないと、指示が通らなかったり、納品記事を全修正しないといけなかったりと大変な思いをします。
テストライティングで読むのに問題がないレベルの人を採用するようにしましょう。
すぐに結果が欲しいなら、費用がかかってもプロWebライター
なるべく早く結果が欲しい場合は、プロWebライターに依頼しましょう。
プロの定義が難しいところですが、クラウドソーシングサイトの認定ワーカーは一定基準を満たしているので、おすすめです。
認定ワーカーの呼称
- クラウドワークス:プロクラウドワーカー
- ランサーズ:認定ランサー
もしくはブログやTwitterでライティングだけで生計を立てている人や、実績を公開している人もプロといって差し支えないでしょう。
ただし、プロに認定されている人は文字単価が高い傾向にあるので、予算は潤沢に用意してくださいね。
自分自身もSEOなどの勉強をしておく
記事執筆を依頼する上で重要なのが、あなた自身が知識を持っておくことです。
正しい知識を持っておかないと、Webライターの記事を評価することができません。
最も避けるべきは、Webライターの書いた記事の良し悪しがわからず、とりあえず入稿すること。
- SEO的に問題はないか
- 情報に誤りはないか
- 適切な装飾をしているか
- 読みにくい表現はないか
など、記事質の基準を自身の中に持っておくことが大切です。
そのため、直接あなたが執筆することはなくても、コンテンツ制作・記事執筆のノウハウやスキルは磨いておきましょう。
無闇に単価交渉してくるWebライターは早めに契約を終了する
最後に補足ですが、無闇やたらに単価交渉をしてくるWebライターは早めに契約を終了してください。
単価交渉しか頭にないWebライターは自己中心的な考えで仕事をしています。
記事質を上げることで、結果として単価が上がるものなのに、その意識が抜けている状態。
自分の利益しか考えないWebライターは往々にしてライティングスキルもいまいちです。
何より、一緒に仕事していて気持ちのいい相手ではないので、注意しましょう。
単価交渉をしてくる以外にも
- 毎回、最低文字数ギリギリで納品する
- 誤字脱字が多い
- 文章の使い回しをする
といったWebライターには気をつけてくださいね!
まとめ:Webライターの費用相場を知って、記事を効率的に依頼しよう
Webライターの費用相場は下記のようなものです。
- Webライターのスキル
初心者ライター:文字単価〜1.0円
中級者ライター:文字単価1.0円〜3.0円
上級者ライター:文字単価3.0円〜
- 記事の内容
感想・レビューなど誰でも書ける記事:文字単価〜0.5円
コラム記事:文字単価0.5円〜2.0円
専門知識が必要なSEO記事:文字単価1.0円〜
- 記事のタイプ
調査不要な記事:文字単価〜0.5円
ネット完結型の記事:文字単価0.5円〜5.0円
取材が必要な記事:文字単価5.0円〜
依頼するときは、ライターの技術・記事内容・記事タイプを総合的に見て文字単価を設定しましょう。
実際に依頼するときは、
ポイント
- クラウドソーシング
- 記事制作代行会社
- 直接契約
のどれかから選択してください。