「Webライターの文章の書き方がわからない……」
「Webライターが文章を書くときのコツは?」
「Webライターが文章を勉強するときは何をすればいい?」
とお考えではありませんか。
確かに、Webライターとして案件を受注しても最初はやり方がわかりませんよね。
下手な文章を書いてクライアントにがっかりされるのも避けたい事態です。
そこで、当記事ではWebライターの文章の書き方の手順と、書き方のコツをご紹介します!
- Webライター
- 構成作家
- 添削者
- Webディレクター
です。
そんな私の経験・考えをベースに記事を執筆しました。
当記事の内容は下記です。
- Webライターの正しい文章の書き方の7ステップ
- Webライターの文章の書き方のコツ9選
Webライターの文章の書き方でお困りの場合は、ぜひ参考にしてください。
きっと、当記事をご覧になればWebライターの文章の書き方で迷うことも少なくなるでしょう。
Webライターの正しい文章の書き方の7ステップ
それでは、Webライターの正しい文章の書き方7ステップから解説していきましょう。
下記7つのステップに沿って執筆すれば、迷うことなく文章が書けるでしょう。
- キーワードから記事の読者の悩み(検索意図)を深堀する
- タイトルを仮決めする
- 記事構成を考える
- 導入文を作成する
- 本文を執筆する
- タイトルを確定させる
- 読み直して問題点を修正する
キーワードから記事の読者の悩み(検索意図)を深堀する
まずはキーワードから記事の読者の悩み(検索意図)を深堀しましょう。
というのも、読者(検索ユーザー)は必ず悩みや問題を抱えているからです。
たとえば、
- 言葉の意味が知りたい
- DIYのやり方が知りたい
- 大阪から熊本への行き方が知りたい
- おすすめの化粧品を知りたい
などなど、どれも悩みや問題なわけです。
上記の悩みや問題を解決するのがWeb記事ということ。
そして、読者(検索ユーザー)の悩みや考えを「検索意図」と呼びます。
Webライターが記事を執筆する最大の目的は読者の検索意図を満たすことです。
読者が求めている情報を提供できなければ、クライアントの満足も得られないので、検索意図の深堀から行っていきましょう。
検索意図(ユーザーニーズ)についての詳細は下記(バズ部のページ)をご覧ください。
狙ったワードで検索上位を達成するためのSEOキーワードの基礎知識
タイトルを仮決めする
次はタイトルの仮決めです。
タイトルは一番重要な要素。
というのも、タイトルが魅力的でないと記事はそもそも読まれないからです。
とはいえ、タイトルを先に確定させてしまうと、記事内容と合っていないものになる可能性があるため、まずは仮決めを行います。
ちなみにタイトルのルールは下記です。
- キーワードを左詰めで入れる
- 28〜40文字程度
- キャッチーなワードで読者の興味を惹きつける
タイトル設定のコツは後述しますが、上記のポイントを押さえてタイトルを設定すれば、かなり良いタイトルが出来上がるでしょう。
記事構成を考える
次は記事構成です。
SEOの観点でいえば、タイトルの次に重要なのが記事構成。
記事構成がめちゃくちゃだと、読者にもGoogleにも「支離滅裂な記事」と判定されてページの評価が悪くなってしまいます。
そうならないためにも、記事構成にはかなりの労力をかけて作成する必要があるというわけ。
記事構成を作成する手順は
- 検索意図を満たす見出しからスタートする
- 競合サイトの内容を網羅する
- 記事内の情報の正確性を担保する見出しを追加する
- 筆者の経験・体験を盛り込む
- 最後に全体の論理展開を確認して矛盾を排除する
といった具合です。
特に「検索意図を満たす見出しからスタート」が重要。
読者は一刻も早く問題を解決したいと考えています。
そのため、まずは問題を解決してあげる意識が重要なのです。
導入文を作成する
構成が完璧に仕上がったら、導入分を作成しましょう。
導入文は非常に重要です。
というのも、本文を読んでもらえるかどうかのほとんどが導入文にかかっているから。
導入文に重要な要素は下記。
- 読者の問題を明確にしているか
- 読者に共感しているか
- 記事の内容がわかるか
- 読了後の未来が提示されているか
- 筆者の権威性、記事の信頼性が提示されているか
特に、昨今はGoogleが記事の権威性や信頼性を重要視しているので、権威性・信頼性のアピールは重要です。
たとえば医療系の記事で下記2名が同じ内容を発信していたとします。
- 現役の医師、テレビにも出演しており知名度抜群
- その辺のおじさん、趣味はパチンコ
もし、同じ内容を発信していたとしても医師の方が信頼されますよね。
Googleも同じことを考えており、今は「何を発信するか」と同等以上に「誰が発信するか」が大切。
上記理由から、導入文を執筆するときは
ポイント
- 筆者は〇〇経験者です
- 〜〜が監修しています
といった文言を付け加えるのがベターということです。
本文を執筆する
構成・導入文まで完了したら本文を記述していきましょう。
本文こそ、書き方を知りたいところでしょうが、解説すると長くなりますし、正解がないので、ここでは詳細には解説ができません。
ただし、記事を執筆するときのポイントについては後述しますので、ぜひ参考にしてください。
とはいえ、ポイントを先にまとめると
ポイント
- 結論から書く
- 主張には根拠を付け加える
- 箇条書きを多用する
- 文末(語尾)は連続させない
- 引用ルールは遵守する
- ボックス・文字装飾は適度に
などなど。
要素は多いので、最初は戸惑うでしょうが、慣れると感覚で書けるようになります。
そのためには、この人は文章がうまい!読みやすい!といった方のブログやページをブックマークして真似するのがおすすめです。
タイトルを確定させる
本文が完成したら、タイトルを確定させましょう。
記事内容と合ったタイトルにすることが重要。
よくある「釣りタイトル」は絶対に辞めましょう。
釣りタイトルは読者の離脱につながり、Googleからの評価も悪くなります。
その結果、SEO的に非常に悪い結果が出るので、タイトルは内容とのマッチングが最重要。
SEOについての詳細は下記ページをご覧ください。
-
【難解?】Webライター必須項目「SEO対策」とは?Webライティングのコツを解説
「Webライターに必要って言われるSEOとは?」 「WebライターがSEOを学ぶ意味は?」 「WebライターがするべきSEOのテクニックって何があるの?」 上記のようにお考えではないでしょうか。 &n ...
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読み直して問題点を修正する
最後に読み直しをしましょう。
記事は書いているときはノリノリで書いてしまうので、間違いに気づきにくいのです。
間違いの例としては
- 文章のねじれ(主語・述語の不一致)
- 文末の連続
- 同じ語句・表現の連続
- 論理の破綻
- 根拠がない
- 誤字脱字
などなど。
上記は書いているときは気づきにくいので、書き終わってから最低2回は読み直しましょう。
Webライターの文章の書き方のコツ9選
さて、基本の文章の書き方の流れを解説しました。
ここからは、より良い文章を書くためのコツをご紹介していきます。
下記9つについて意識するだけで、かなり文章は良くなるでしょう。
- キーワードをタイトル・見出し・本文に散りばめる
- タイトルはキャッチーかつ具体的なものにする
- 記事構成は見ただけで内容が理解できるようにする
- 一文は内容が伝わる範囲で短く
- 指示語を使わない
- 漢字・ひらがな・カタカナのバランスに気を配る
- 基本はPREP法に従って書く
- 情報は正確性が担保されているところを参考・引用する
- まずは真似から始めてる!
キーワードをタイトル・見出し・本文に散りばめる
まずはキーワードをタイトル・見出し・本文に散りばめましょう。
記事の中にキーワードがかたまっているとあまり評価がよくないという説もあります。
キーワードはなるべく全体に自然に分布するように、入れておくことがいいということ。
もちろん文章が変になるなら、キーワードを無理に入れる必要はありません。
ポイント
最近のGoogleは文脈を理解できるようになっているので、キーワードが入っていなくても、読者の行動データから検索意図にマッチした記事を上位表示する傾向にあります。
タイトルはキャッチーかつ具体的なものにする
タイトルはキャッチーかつ具体的なものにしましょう。
たとえばキーワードが「ライター 年収」の場合で、
- ライターの年収を解説!
- 【驚愕!】ライターの平均年収は〇〇万円!収入アップの秘訣を徹底解説!
上記2つのタイトルはどちらが読みたいと思いますか?
おそらく後者の方がキャッチーなのではないでしょうか。
「驚愕!」「徹底解説」などの強い単語は目を引きますし、「〇〇万円!」という具体的な数字があると内容がわかりやすいので、読みたくなります。
キーワードを盛り込むのもタイトル設定では重要ですが、キャッチーさもかなり重要な要素。
読者がいかに記事をクリックしたくなるか?を考え、自分だったらどういったタイトルがいいかを常に考えましょう。
また、おすすめのトレーニングとしては、ついクリックしてしまった記事のタイトルをメモしておくこと。
私もメモを取って、常に参考にしています。
記事構成は見ただけで内容が理解できるようにする
記事構成は見ただけで内容が理解できるようにしておきましょう。
理由としては、読者は文章を一から十まで読まないから。
基本、読者は流し読みです。
場合によっては目次しか読まない場合もあります。
そういった読者の行動を鑑みると、見出しで全てを説明しておいた方がいいことはわかりますよね。
ポイント
見出しでネタバレしてしまい、詳細は文章で説明する
といったイメージ。
当記事の目次も
見出しだけで内容が理解できるように設定しています。
見出しに具体性を持たせることが重要ということ。
一文は内容が伝わる範囲で短く
一文は内容が伝わる範囲で短くしましょう。
理由は先ほども説明した通り、読者は文章を読まないから。
たとえば
Webライターの年収は200万円未満が多いのが実情ですが、実際は400万円〜600万円の層が半数ほどいますので、スキルを磨けば20代の平均年収を超える程度の収入を得ることは可能だというのが私の意見です。
上記の文章は読みづらい……と感じますよね。
下記のように変更してみました。
Webライターの年収は200万円未満が多いのが実情です。
しかし、実際は400万円〜600万円の層が半数ほどいます。
スキルを磨けば20代の平均年収を超える程度の収入を得ることは可能でしょう。
文章を途中で区切り、逆接の場合は接続詞を追加するといった方法を取れば、一文を短くできます。
注意ポイント
注意として接続詞の使いすぎには気をつけましょう。
- そして
- また
- そのため
など順接の接続詞は、なくても文章が通る場合が多いのでカットしても大丈夫。
むしろカットした方が読みやすくなります。
対して、
- しかし
- 一方
などは、逆接の接続詞で、カットすると文章が通らなくなります。
指示語を使わない
指示語(こそあど言葉)は使わないようにしましょう。
メモ
指示語とは?:これ・あれ・それ・どれなど
指示語は使うと読解が難しくなり、読者もGoogleも理解ができなくなってしまいます。
その結果、ページの評価が下がる結果になることも。
なるべく丁寧に文章を書いて、読み飛ばす読者にも理解されるような文章を意識しましょう。
漢字・ひらがな・カタカナのバランスに気を配る
漢字・ひらがな・カタカナのバランスに気を配ってください。
漢字が多すぎると読み難い印象を与えてしまい、読解が困難に成って仕舞うでしょう。
上記の文章は漢字が多くて、読者はストレスを感じてしまいます。
下記のように変更しました。
漢字が多すぎると読みにくい印象を与えてしまい、読解が難しくなってしまうでしょう。
通常使う漢字以外はひらがなで書くのがWebライターの鉄則です。
- 時→とき
- 様々→さまざま
- 色々→いろいろ
- 事→こと
などなど、困った場合はひらがなと覚えておくといいでしょう。
基本はPREP法に従って書く
また、文章の書き方、展開がわからない場合はPREP法がおすすめです。
メモ
PREP法とは?結論→理由→具体例→結論で展開する方法
以下、PREP法の例です。
ポイント
結論:PREP法を利用すれば理解されやすい文章が書けます。
理由:なぜなら、結論と根拠、具体例を順に説明することで、疑問点が解決されるからです。
具体例:この「ポイントボックス」で囲われている文章がPREP法によって構成されています。
結論:PREP法を利用すれば、簡単に論理的な文章が書けるのでおすすめです。
PREP法で全ての文章が書けるわけではありませんが、まずはPREP法を利用して文章を執筆する癖をつけると、論理破綻せず、
- わかりやすい
- 伝わりやすい
- 修正されにくい
文章が書けますよ。
情報は正確性が担保されているところを参考・引用する
そしてWebライター情報を調べて書くことが多いのですが、情報は信頼できるサイトから参考にするようにしましょう。
ネットに転がっている出典不明な情報ほど怖いものはありません。
不正確な情報を書くと訴訟問題になる場合もあるから。
ではどうすればいいのかというと、
- 公的機関
- 公式サイト
- 大手企業
といった信頼性や権威性のあるサイトの情報を参考にすればOKです。
引用するときも、上記の信頼できるサイトを利用することで、SEO的に有利に働くといったこともいわれています。
最初は難しいかもしれませんが、なるべく情報の正確性は意識するようにしてください。
まずは真似から始めてる!
まずは何事も真似から始めてみましょう。
文章の書き方を学んでも知識にしかなりません。
技術にするには実践あるのみ。
ポイント
おすすめなのは「この人の文章すごい!」「読みやすい」と思う方の文章を写経(写すこと)です。
その際、文字装飾や図解の入れ方も参考にすると◎。
Webライティングは見せ方もコンテンツなので、どうやって表現しているかを丸ごとインプットしましょう。
まとめ:Webライターの文章の書き方は7ステップに従うだけ!
以上、結論をまとめますと、Webライターの文章の書き方は下記7ステップです。
- キーワードから記事の読者の悩み(検索意図)を深堀する
- タイトルを仮決めする
- 記事構成を考える
- 導入文を作成する
- 本文を執筆する
- タイトルを確定させる
- 読み直して問題点を修正する
そして文章をよりよくするコツは次の9個。
ポイント
- キーワードをタイトル・見出し・本文に散りばめる
- タイトルはキャッチーかつ具体的なものにする
- 記事構成は見ただけで内容が理解できるようにする
- 一文は内容が伝わる範囲で短く
- 指示語を使わない
- 漢字・ひらがな・カタカナのバランスに気を配る
- 基本はPREP法に従って書く
- 情報は正確性が担保されているところを参考・引用する
- まずは真似から始めてる!
ぜひ上記を意識して、素敵な文章を執筆してくださいね。
また、スキルを磨くのにおすすめの参考書とスクールについては下記ページをあわせてご覧ください。
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