「Webライターに必要って言われるSEOとは?」
「WebライターがSEOを学ぶ意味は?」
「WebライターがするべきSEOのテクニックって何があるの?」
上記のようにお考えではないでしょうか。
確かにWebライターにはSEOと巷で聞くものの、実際どういったものなのか分かりにくいですよね。
SEOを勉強してメリットがあるならするけど……と思われるでしょう。
具体的にどういうことか、当記事では現役月収60万円Webライターの私、村上が解説していきます!
当記事の内容は下記です。
- Webライターが押さえておくべきSEOとはそもそも何?
- WebライターがSEOの勉強をする意義とは?
- WebライターがSEOのスキルアップをする具体的な方法
- 簡単に実施できるSEOテクニック
Webライターとしてスキルアップを狙う場合はぜひSEOを勉強してみてください。
当ページを最後までご覧になれば、SEOがどういったものか、どうすればスキルアップできるかがわかるでしょう。
Webライターが押さえておくべきSEOとはそもそも何?
SEOとはそもそもなんぞや?という点から解説していきます。
メモ
SEOとは?:検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略称。
自身のコンテンツを検索結果の上位に表示するための施策
「検索結果の上位?」と疑問に思われるかもしれませんね。
下記のような画像が検索結果で、矢印の上の方が上位ということです。
上位に表示されると何がいいのかというと、単純にクリックされる確率が上がるのです。
下記のようなデータが出ています。
検索順位 クリック率 1位 28.50% 2位 15.70% 3位 11.00% 4位 8.00% 5位 7.20% 6位 5.10% 7位 4.00% 8位 3.20% 9位 2.80% 10位 2.50% 出典:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid
すなわち、1位に表示されただけで、他の記事の何倍もクリックされるということ。
そして10位と1位では10倍近くクリック率が異なります。
11位以降(2ページ目)はさらにクリックされないことが予想されるので、SEOは非常に重要というわけ。
WebライターがSEOの勉強をする意義とは?
で、実際WebライターがSEOを学習する意義ってどうなの?と思われるでしょう。
具体的に、下記3つのメリットがあるため、SEOはWebライターに”必須”です。
- SEOのスキルがあるとクライアントの売り上げに貢献できる
- Webライターとしての価値が爆上がりし、報酬が一気に増える
- Webライター以外の業務(構成作成・添削・編集など)も請け負えるようになる
1つずつ説明していきますね。
SEOのスキルがあるとクライアントの売り上げに貢献できる
SEOのスキルがあると、あなたが書いたコンテンツが検索結果の上位に表示されるわけです。
すると、クライアントのページが人目に触れやすくなり、売り上げが向上します。
クライアントの目的は基本的に売り上げなので、売り上げを向上させるようなコンテンツを作っているWebライターは重宝されるもの。
その結果、あなたの評価が上がり、
- より多くの案件を振ってもらえる
- 継続案件を獲得できる
- 高単価案件のオファーが来る
といった良いことが起こるでしょう。
Webライターはクライアントに徹底貢献することが重要なので、そういった意味合いでSEOのスキルは必須といえるわけです。
注意ポイント
ただし、SEOができれば売り上げが増える……とは限らない点には注意が必要。
セールスライティングができないと、ページは見られるけど売り上げが伸びないといった状況もあり得ます。
別途、セールスライティングについては勉強が必要なので気をつけてください。
Webライターとしての価値が爆上がりし、報酬が一気に増える
次にSEOのスキルがあると、Webライターとしての価値が爆上がりするといったメリット。
SEOのスキルがあることを証明できるプロフィールや提案文を利用することで、提案がかなり通りやすくなります。
たとえば、下記が私の過去のクラウドソーシングプロフィールです。
ご覧いただきありがとうございます。
専業で美容Webライターをしています村上と申します。
国立大学の薬学部を卒業しており、健康・美容についての知識が大卒レベルであります。
Webライター歴は2年。
執筆記事本数は100本以上で、得意ジャンルは美容(男性・女性共に可)です。
執筆実績として、下記サイトで執筆と他のライターの添削を請け負っています。
↓
〇〇.comまた、SEOライティングについてもスキルがあり、
- 個人ブログではKW「〇〇」でGoogle検索1位
URL、証拠画像の提示- ライティングではKW「××」でGoogle検索1位
URL、証拠画像の提示といった実績があります。
現在は文字単価1.0円〜でご依頼を承ります。
月〜金の週5日間の稼働、1日10,000文字まで執筆が可能です。
時間のかかるコンテンツ作成もお任せください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
太字の部分がSEOのスキルをアピールしている部分です。
上記の文が書けるだけで、採用確率はかなり変わってきます。
実際の提案で証拠画像付きで提案できれば、かなりの確率で採用されます。
最初は難しいことではありますが、勉強するだけの価値はあるので、絶対に押さえておきましょう。
実際、SEOのスキル・実績がついてきてからは提案で困ることがほとんどなくなりました。
また、文字単価も1.0円〜2.0円を楽々取れるため、報酬も安定しています。
Webライター以外の業務(構成作成・添削・編集など)も請け負えるようになる
また、SEOの知識はWebライターの上流工程で必須です。
Webライターの上流には、下記の方々が存在します。
- 構成作家
- 添削者
- 編集者
構成作家→添削者→編集者の順に上流になっていき、基本的には報酬もよくなっていくものです。
そんな上流工程に進むためにSEOの知識は重要。
SEOのスキルがあれば
「構成作成まで請け負いますよ!」
「他のライターさんの添削業務もできます!」
「キーワード選定からリライトの提案まで編集業務も可能です」
といった提案ができるようになるでしょう。
クライアントとしても、他業務を複数人に振るよりも、1人に任せた方が予算も少なくて済みます。
お互いにメリットがあるWin-Winの関係なので、ぜひWebライターはSEOまで学びましょう。
WebライターがSEOのスキルアップをする具体的な方法
さて、SEOが重要ということは理解していただけたと思いますが、SEOをどうやって学べば良いの?という疑問にもお答えします。
結論から言うと下記3つの選択肢から選んでください。
- スクールに通う
- 参考書を読む
- 実際に案件を進めながらクライアントから学ぶ
スクールに通う
まずはスクールです。
スクールはSEOに特化したものよりは、Webライティング全般を学べるものを選びましょう。
というのも、どうせSEOを学ぶなら、ライティングもあわせてトレーニングした方が効率的だからです。
SEOの知識と基本的な文章力があわさって初めてSEOライターとして活躍できますからね。
おすすめスクールは下記の9つです。
- KWスクール
- Writing Hacks
- udemy
- ストアカ
- 日本おうちワーク協会 Webライターdeおうちワーク講座
- 副業の学校
- ライターカレッジ
- コトバ大
- しんがり
それぞれに特徴・メリット・デメリットがあります。
ぜひ下記ページで詳細を確認して検討してみてくださいね。
-
【無意味?】Webライター通信講座の添削って必要?おすすめWebライティングスクール9選
「Webライターの講座で添削って必要?」 「Webライター講座の選び方は?」 「添削ありのWebライター講座でどれがおすすめ?」 上記のようにお考えではないでしょうか。 添削を実施してい ...
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参考書を読む
次は参考書です。
参考書では最新の情報は学べませんが、SEOの本質を知識として受け取れます。
おすすめ参考書は
- 沈黙のWebライティング
- 10年つかえるSEOの基本
上記2冊です。
上記の参考書をご覧になれば、ある程度SEOの基本がわかるでしょう。
また、上記以外のWebライティングでおすすめの参考書を下記にまとめました。
-
【無駄?】Webライターおすすめ参考書・本8選!現役Webライターが勉強本を厳選
「Webライターにおすすめの参考書って何がある?」 「Webライターって参考書を読んだ方がいいの?」 「Webライターが勉強するのは参考書だけで十分?」 上記のようにお考えではありませんか。 &nbs ...
続きを見る
ぜひお手に取って確認してみてください。
実際に案件を進めながらクライアントから学ぶ
また、実際に案件を進めながらクライアントから学ぶのもおすすめです。
実践してフィードバックをもらい、スキルアップするのが一番効率的でしょう。
中には厳しいフィードバックをするクライアントもいますが、修行と思って対応しましょう。
ただし、下記には注意してください。
注意ポイント
- 指示がブレブレ
- SEOの基本を理解していない
- 何度も修正依頼を出す
などなど……
クライアントは優良な方ばかりではありません。
取引を始める前に、クライアントの評判・実績・評価をしっかり下調べしてからが大事です。
また、クライアントの指示が正しいかどうか、下記のSEOのページで確認するのもおすすめです。
【現役月収40万円SEOライター直伝】Webライターが簡単に実施できるSEOテクニック
かなり細かいテクニックもあるのですが、本質的な部分だけに絞って今回はお話ししましょう。
下記テクニックを押さえておいてください。
- 読者の意図を徹底的に深堀する
- キーワードを全体に散りばめる
- 見出し構成を完璧に仕上げる
- 結論から述べる
- タイトル・見出しはキャッチーに
- 競合ページの情報を網羅した上で差別化する
読者の意図を徹底的に深堀する
まず何より重要なのは、検索意図の深堀です。
メモ
検索意図とは?:ユーザー(読者)が検索するときの要望・思い。
読者は必ず何らかの意図を持って検索をかけます。
例えば
- 言葉の意味が知りたい
- 転職活動のやり方が知りたい
- 熊本から大阪への行き方が知りたい
- おすすめの美容液が欲しい
などなど……
上記の意図にしっかり答えるコンテンツ(記事)を書くことが一番重要なSEOです。
また、上記は顕在ニーズと呼ばれる、読者がすでにわかっているニーズ。
顕在ニーズの奥にある潜在ニーズまで深堀できると、読者満足が高まります。
潜在ニーズの例としては下記。
顕在ニーズ | 潜在ニーズ |
言葉の意味が知りたい | 言葉の使い方、タイミングまで知りたい |
転職活動のやり方が知りたい | 転職時の履歴書の書き方、面接のコツまで知りたい |
熊本から大阪への行き方が知りたい | 一番安く、楽に移動できる方法が知りたい、観光地まで知りたい |
おすすめの美容液が欲しい | 肌をきれいにするケア方法まで知りたい |
上記はあくまで一部です。
潜在ニーズは無数にあるので、読者が何を求めるかを深堀していきましょう。
キーワードを全体に散りばめる
キーワードを全体に散りばめるのも重要。
一説では、キーワードが偏った記事は評価がよくないと言われています。
そのため、キーワードを使うのは当然ですが、なるべく記事全体に散りばめる意識を持ちましょう。
ただしキーワードを無理に使う必要はありません。
最近のGoogleは進化しており、文脈を正確に読み取れるようになっているから。
キーワードを無理に入れて文章が変になるくらいなら、外した方がいいでしょう。
ただ、指示語を使うくらいなら、キーワードを丁寧に書く方がいいですよ。
メモ
指示語とは?:こそあど言葉(あれ・これ・それ・どれなど)。指示語は、読者にもGoogleにも読解を要求するため、よくない評価につながる。
たとえば、キーワード「クラウドソーシング ライター 年収」の場合、
×:クラウドソーシングライターの年収は200万円未満が多い。それは厳しいといえます。
◯:クラウドソーシングライターの年収200万円未満が多い。ライター年収200万円未満は厳しいといえます。
後者はやや、くどい文章にも思えますが、
- キーワードをしっかり使っている
- 指示語を使っていない
といった理由から、流し読みでも内容を理解できるようになっています。
読者は一から十まで文章を読むことはないので、流し読みにも対応できるようにしておきましょう。
見出し構成を完璧に仕上げる
記事を書くときは見出し構成を完璧に仕上げる意識を持ちましょう。
見出し構成とは、目次に表示される部分です。
当記事でいえば、下記の部分。
見出し構成を作るときに重要な要素は次の通り。
- 見出しにキーワードをしっかり入れる
- 見出しだけを見て内容が理解できる
- 見出しは簡潔に
- 見出しをキャッチーにする
キーワードを入れるのは言わずもがなですが、見出しを見て内容理解できるようにするのは、できていない方が多い印象です。
見出しを見て、読者はどこを読むか決めるので、見出しは簡潔かつキャッチーを意識しましょう。
また、見出し構成は記事執筆前に完璧に仕上げてください。
記事を書きながら見出しを追加していると、支離滅裂な見出し構成になりがちです。
徹底的に見出しを構成し、見出しだけで読者の興味を惹けるレベルまで持っていければ、あとは文章を放り込むだけになりますよ。
結論から述べる
結論から述べるのも重要な要素。
理由としては、Web記事の読者は情報が欲しいだけで、文章を読みたいわけではないから。
結論から述べる意識を持たないと、離脱されてしまいます。
また、結論から述べるという方針で文章を作るとき、PREP法が有効です。
メモ
PREP法とは?:結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)の順で展開する方法
論理的で、相手に伝わりやすいと言われている
たとえば、本項目がPREP法に従った文章です。
- 結論から述べるのも重要な要素。←結論
- 理由としては、Web記事の読者は情報が欲しいだけで、文章を読みたいわけではないから。←理由
- たとえば、本項目がPREP法に従った文章です。←具体例
- 何よりも結論から説明することの重要性を覚えておいていてだければ幸いです。←結論
PREP法に則った文章は伝わりやすいので、ぜひ押さえておいてください。
何よりも結論から説明することの重要性を覚えておいていてだければ幸いです。
タイトル・見出しはキャッチーに
タイトル・見出しをキャッチーにしましょう。
ついついクリックしたくなるような文章にすることが重要です。
たとえば、
×:クラウドソーシングのライター年収は?安いのかどうかを調査
◯:クラウドソーシングライターの年収は激安?!現役月収100万円ライターが実情を暴露!
上記は似たような内容のタイトルですが、後者の方が明らかにキャッチーでしょう。
ポイントは下記。
- 激安・暴露など強い言葉を使う
- 筆者の権威性(月収100万円ライター)を利用
- 月収100万円ライターが存在するという希望・得を提示
といった感じです。
他にも、読者を煽ったり、心配させたりといったテクニックもありますが、まずは上記のようなイメージでタイトルをつけることを意識すると良いでしょう。
また、メディアの雰囲気に合わせることも大事なので、無闇に強い言葉を使わない方がいい場合もあります。
クライアントと相談しながら、タイトル・見出しは設定しましょう。
ぜひ確認して、考えてみてください!
競合ページの情報を網羅した上で差別化する
SEOの基本的な概念として、検索上位のページより
- 利便性が高く
- 情報が正確で
- 読みやすく
- 他にない唯一無二の
コンテンツが正義です。
上位の記事の内容を網羅し、情報の正確性を担保することができればかなりいい線いくでしょう。
しかし、上位の記事を網羅するだけではSEOで勝つことは難しいのが実情。
他の記事にない一次情報が重要です。
メモ
一次情報とは?:筆者の体験や経験から生まれるその人しか持っていない情報
一次情報をふんだんに盛り込んだ記事は、他人に真似できないので圧倒的な差別化になります。
ぜひ、「上位記事の内容網羅」×「一次情報」を意識してみてください。
まとめ:SEOとはコンテンツを検索上位に表示する施策のこと!
結論をおさらいすると、Webライターに必須と言われるSEOは、自身のコンテンツを検索上位に表示する施策のことです。
噛み砕くと、書いた記事をより多くの人の目に留まるようにするための方法。
SEOをWebライターが極めると下記のメリットがあります。
- より多くの案件を振ってもらえる
- 継続案件を獲得できる
- 高単価案件のオファーが来る
そして、月収40万円超の現役SEOライターの私が実施しているテクニックは下記。
- 読者の意図を徹底的に深堀する
- キーワードを全体に散りばめる
- 見出し構成を完璧に仕上げる
- 結論から述べる
- タイトル・見出しはキャッチーに
- 競合ページの情報を網羅した上で差別化する
ぜひ上記を押さえて、SEOに強い記事を執筆してくださいね!
また、高単価案件を獲得するコツについてまとめた記事もあります。
下記もあわせてご覧ください!
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