「Webライターの納品の仕方がわからない!」
「Webライターとしてはじめての納品で心配」
「Webライターの仕事の流れって?」
上記のようにお考えではありませんか。
Webライターを始めたての頃は、納品1つとっても、不安なことが多いものですよね。
変なことをして、せっかく契約してくれたクライアントをがっかりさせたくはないもの。
当記事の内容は次の通りです。
- Webライターの納品の仕方の解説
- Webライターの納品方法の解説
- Webライターが納品をするときに、押さえておくべきコツ7選
初めての納品でよくわからなくて困っている場合は、ぜひ参考にしてくださいね!
Webライターの納品の仕方を徹底解説!
Webライターとして、はじめての納品のときは、どう納品していいかわからないものです。
実際、下記のような質問がネットで見受けられました。
ライティングで記事を書いた時の納品方法はPCのメモ帳などに書いた文章を添付するだけで良いのですか?
Webライターの記事はどちらに納品するのでしょか?
結論からいうと、どちらもクライアントや利用しているクラウドソーシングサイト次第ではあるのですが、不安なことに変わりないから質問しているわけですよね。
そこで、当章ではWebライターの納品の仕方について徹底解説していきます。
注意ポイント
納品の仕方ではなく、WordファイルやGoogleドキュメント、ワードプレスなどの記事の形式について知りたい場合は、こちらからご覧ください。
納品の仕方はクラウドソーシング経由か、直接契約かで変わってくる
結論を言ってしまうと、納品の仕方は
- クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトの場合
- クライアントとの直接契約の場合
で変わってきます。
メモ
クラウドソーシングサイトとは?:ネットを介した仕事の受発注を行うサイト。
クライアント(企業)とワーカー(個人)のマッチングアプリのようなもの。
それぞれの場合について詳細に解説をしていきましょう。
クラウドソーシングの場合
まずはクラウドソーシングの場合です。
クラウドソーシングサイトを利用した場合、サイト内のチャットでのやりとりで完結します。
そのため、実際に納品する場合の流れは次のようになることが多いでしょう。
クラウドソーシングサイトでの納品
- 成果物(記事)をクラウドソーシングのチャットで納品する
- クライアントがクラウドソーシング上で検収を行う(このとき、修正依頼がある場合は対応)
- クライアントの検収が完了したら、互いを評価
成果物(記事)をクラウドソーシングのチャットで納品する
まず成果物(記事)を納品しますが、このときクラウドソーシングサイトのチャットにて手続きを進めていきます。
詳細は後述しますが、
- Wordファイルならチャットにファイルを添付
- GoogleドキュメントならURLを送信
- ワードプレスなどのCMSなら編集画面orプレビュー画面のURLを送信
といった流れが基本です。
ファイルを送信し納品ボタンを押すと、クライアントが確認を行いますので、しばし待ちましょう。
ちなみに納品時のメッセージサンプルは下記です。
納品メッセージのサンプル
(クライアント名)様、お世話になっております。
(自分の名前)です。
ご依頼いただいていた、KW「〇〇」の記事が完成しました。
納品いたしますのでご査収ください。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
上記のようなメッセージで送信すれば、クライアントに失礼はないでしょう。
クライアントがクラウドソーシング上で検収を行う(このとき、修正依頼がある場合は対応)
納品したファイルをクライアントが確認します。
問題がなければ次の検収に進みますが、多くの場合、修正依頼が返ってくるでしょう。
Webライターはクライアントに満足してもらう記事を納品するのが基本です。
そのため、クライアントが満足するまで修正を繰り返す必要があります。
注意ポイント
あまりにもリテイク(修正依頼)が多いクライアントは悪質クライアントの可能性が高いので、契約を早めに切り上げた方がいいでしょう。
クライアントの検収が完了したら、互いを評価
クライアントがあなたの成果物(記事)に満足したら、検収完了です。
クラウドソーシングサイトでは、クライアントが検収ボタンを押すことで検収が確定し、報酬の支払いが完了します。
上記で取引は完了ですが、最後に相手(クライアント)の評価も行いましょう。
クラウドソーシングサイトでは評価がなによりも重要です。
適切な評価を登録し、取引を本当の意味で完了させてください。
注意ポイント
評価が低いクライアントとは、そもそも取引をしないようにしてください。
何らかの問題があるクライアントの可能性が高いからです。
直接契約の場合
次は直接契約の場合です。
クラウドソーシングと異なり、仲介が入らないため、その分シンプル。
下記の流れで納品をしていきます。
直接契約での納品
- クライアントに直接納品する
- クライアントの検収を待つ(修正依頼があれば対応)
- 検収が完了したら取引完了
順を追って説明していきましょう。
クライアントに直接納品する
まずはクライアントに直接納品をします。
納品時は、チャットワークやSlack、Skypeなどのメッセージアプリを利用するのが一般的。
各種メッセージアプリでは、ファイル添付もURL共有も簡単にできるので、特に問題はないでしょう。
どうしても不安な場合は下記ページをご覧ください。
クライアントの検収を待つ(修正依頼があれば対応)
クライアントの検収を待ちましょう。
このとき、修正依頼があることがほとんどです。
クラウドソーシングサイトを仲介しないので、各種メッセージアプリを利用してやりとりを行います。
検収が完了したら取引完了
検収が完了したら、取引完了です。
契約の内容によりますが、単発案件ならこの時点で報酬の支払いを依頼しましょう。
継続案件なら、次の記事に取り掛かりましょう。
注意ポイント
直接契約は報酬の支払いが滞ったり、最悪未払いのまま連絡がつかなくなるケースがあります。
きちんと契約書を交わすのは当然ですが、クライアントが信頼できる企業かどうかをしっかり確認しておきましょう。
Webライターの記事の形式ごとの納品方法を徹底解説!
次は、Webライターの記事の形式ごとの納品方法について解説をしていきましょう。
具体的には下記の3種類が主に挙げられます。
- Wordファイルの場合
- Googleドキュメントの場合
- ワードプレスなどのCMSの場合
記事の形式が異なると、納品する方法も変わってきます。
Wordファイルの場合
まずはWordファイルの場合。
Wordファイルの納品は、各種メッセージアプリの「ファイル添付」でファイルを送信するか、クラウドソーシングアプリのチャットにおける「添付」機能を利用して行います。
納品時に、ファイルだけを送信するのはあまり印象が良くありませんので、次のようなメッセージを添えましょう。
ファイル添付時のメッセージ
(クライアント名)様、お世話になっております。
(自分の名前)です。
ご依頼いただいていた、KW「〇〇」の記事が完成しました。
Wordファイルを添付いたしますのでご査収ください。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
上記のようにしておけば、クライアントに失礼な印象を与えることは少ないでしょう。
補足で、そもそもWordファイルは次のような定義です。
ファイルの種類を表す目印(拡張子)が「.doc」や「.docx」あるいは「.docm」なファイル
最近はあまり多くはありませんが、過去主流だった形式。
いまでもWordファイルでの納品をルールにしているクライアントはそこそこ存在するので、Wordは使えるようにしておいた方がいい場合もあります。
Googleドキュメントの場合
Googleドキュメントの場合、納品はURLを送信すればOKです。
その際、Googleドキュメントの閲覧・編集権限を「リンクを知っている人全員」に変更しておく必要があります。
具体的な方法は下記をご覧ください。
Googleドキュメントは、リアルタイムで複数人が編集をすることが可能かつ、クラウド上にファイルが保存されるため、取り回しや保存が非常に便利なファイル形式です。
現在、クライアントの多くがGoogleドキュメントの利用を推奨しているので、Webライターとして活動するなら、絶対に使い方を覚えておきましょう。
ワードプレスなどのCMSの場合
ワードプレスなどのCMSの場合、下書き保存状態で編集画面orプレビュー画面のURLを送信します。
メモ
CMSとは?:Contents Management System(コンテンツ管理システム)の略称。
Webサイトのコンテンツを簡単に管理できる仕組みで、専門知識がなくてもWebページの制作が可能になる。
ワードプレスや独自のCMSを導入している企業は多いため、CMSの取扱にも慣れておく必要があります。
CMSでは、文字装飾や画像挿入、ランキングやリンクの挿入などがボタン1つで行えることが多く、最初は難しいかもしれませんが、慣れると非常に便利です。
Webライターとして活動していく上で、CMSへの適応は非常に重要な能力。
クライアントから提示されたマニュアルを読み込んで、使えるようにしましょう。
Webライターが納品をするときに、押さえておくべきコツ7選
当記事の最後にWebライターが納品をするときに、押さえておくべきコツ7選を紹介いたします。
結論として、下記7つを押さえておくと、印象が良いでしょう。
- 誤字脱字をなくす
- 音読して、違和感がある箇所を修正しておく
- 指定がないときは、複数種類のファイルを準備しておく
- 出典・参考資料はすぐに参照できるように準備しておく
- 納品ファイルの名前に工夫をする
- CCDを利用したコピペチェックをしておく
- 納期を確実に守る
誤字脱字をなくす
まずは前提条件ではありますが、記事の誤字脱字を徹底的に無くしましょう。
誤字脱字は一番、記事の品質に影響してくるポイントです。
納品した記事を読んで、誤字脱字だらけだと、Webライターとしての実力を疑われてしまいます。
もちろん、完璧に誤字脱字を無くすことは難しいのですが、なるべく頻度と数は少なくするに越したことはありません。
おすすめの誤字脱字対策は下記です。
- 音読
- スマホやタブレットなどで読む
- 印刷して読む
上記の対応をすれば、誤字脱字に気付きやすいでしょう。
また、絶対に誤字脱字ができないクライアントの場合は、契約内容次第ですが、第三者(友人や家族)に読んでもらい、誤字脱字を探してもらってください。
自分で書いた文章は間違いに気づきにくいのですが、第三者はすぐに発見してくれますよ。
音読して、違和感がある箇所を修正しておく
次は音読です。
音読は文章のリズム感が悪くなっていたり、文がねじれていたりする場合に気づきやすいといった効果があります。
もちろん、誤字脱字にも有効。
メモ
文章のリズム感が悪くなる理由:文末(です・ます)が連続していたり、短文・長文が続いていたりするとリズム感が悪くなる。
メモ
文のねじれとは?:主語と述語が一致していない状態。
例)私はコーヒーが美味しかった。
↑主語「私は」と述語「美味しかった」が不一致なので、ねじれた文。
例)私が飲んだコーヒーは美味しかった。
↑主語「コーヒーは」と述語「美味しかった」が一致。正しい文。
余裕があれば、2〜3回は書いた記事を音読することをおすすめします。
指定がないときは、複数種類のファイルを準備しておく
もし、クライアントが納品方法を指定していなかった場合は、いくつかのファイル形式を用意しておくとクライアントに喜ばれやすいのでおすすめ。
そういったとき、Word・Googleドキュメント・メモ帳のテキストなどで同じ内容をいくつか準備しておきましょう。
そして納品時に「ファイルが3種類ございますが、納品方法はどれが好ましいでしょうか?」と提案できるとクライアントに喜ばれます。
クライアントをリードできるWebライターは重宝されるので、ぜひワンランク上の納品を心がけてみてください。
出典・参考資料はすぐに参照できるように準備しておく
Web記事を作成するときは資料を利用すると思いますが、その際、必ずメモしておきましょう。
そして、できれば記事の資料を参考にしたポイントにメモで「〇〇を参考」などと記載しておくとより良いです。
参考として、GoogleドキュメントやWordのコメント機能を利用したパターンを貼り付けておきますね。
上記のように、参考資料や引用箇所を明確にしておくと、クライアントの確認が楽になります。
クライアントの満足度が高いと、継続案件や高単価案件に繋がりますので、ぜひ意識してみてください。
納品ファイルの名前に工夫をする
納品ファイルの名前を工夫するのも重要です。
特にWordファイルの場合、内容を更新したことがわからないと、クライアントもどのファイルを確認すればいいのかがわかりません。
やるべきことは単純で、初回納品時は「初回」「Ver.1.0」などと記載しておきましょう。
そして修正依頼に対応するたびに「2回目」「Ver.1.1」などに変更していくのがおすすめ。
どう納品すればクライアントが楽できるか?を考えながら納品しましょう。
CCDを利用したコピペチェックをしておく
指定があれば絶対ですが、指定がなくてもコピペチェックをしておきましょう。
コピペチェックで有名なツールはCCD(Copy Content Detector)です。
CCDの使い方は下記のページをご覧ください。
コピーコンテンツのチェックができるCCD(CopyContentDetector)の使い方・活用方法!
CCDでのチェックをしておく理由として、後からクライアントがチェックして、基準を超えているじゃないか!と文句をつけられるのを回避するためです。
あらかじめチェックしておけば、上記のような問題が起こる可能性を下げられますよね。
納期を確実に守る
最後に、非常に重要なこと。
納期を守りましょう。
当たり前に思われるかもしれませんが、多くのWebライターは納期を守れません。
Web記事とかですごいライター・デザイナーの話をよく見るから自信なくす事多かったけど。
自分で発注してみたら8割のフリーランスが連絡なしで納期遅れとか平気でするから、納期順守・報連相を密にする自分はそれだけでちゃんとしてる方なんだなと思った— あやみ (@oniwa_no_ishi) March 1, 2021
どれだけ成果物(記事)のクオリティが高くても、納期を守れなければ意味がありません。
そのため、とにかく納期に間に合わせる努力はしてください。
注意ポイント
もし、納期に間に合わない場合は下記の記事が役に立つでしょう。
Webライターは納期厳守!遅れそうなときの対処法を現役ライターが解説!
まとめ:Webライターの納品の仕方をしっかり学ぼう!
Webライターが記事を納品するときの仕方は
- クラウドソーシングサイトを利用する場合
- 直接契約の場合
で、変わってきます。
クラウドソーシングサイトを利用する場合は下記。
クラウドソーシングサイトでの納品
- 成果物(記事)をクラウドソーシングのチャットで納品する
- クライアントがクラウドソーシング上で検収を行う(このとき、修正依頼がある場合は対応)
- クライアントの検収が完了したら、互いを評価
直接契約の場合は次の通りです。
直接契約での納品
- クライアントに直接納品する
- クライアントの検収を待つ(修正依頼があれば対応)
- 検収が完了したら取引完了
また、クライアントに好印象を与える納品時のコツ7選は下記です。
- 誤字脱字をなくす
- 音読して、違和感がある箇所を修正しておく
- 指定がないときは、複数種類のファイルを準備しておく
- 出典・参考資料はすぐに参照できるように準備しておく
- 納品ファイルの名前に工夫をする
- CCDを利用したコピペチェックをしておく
- 納期を確実に守る
関連記事として、納品の仕方ど同様に重要な納期についてのお話があります。
下記も合わせてご覧ください!