「Webライターには単発の案件ってあるの?」
「Webライターで単発案件のメリット・デメリットを知りたい」
「Webライターは単発と継続どちらの案件の方がいいの?」
上記のようにお考えではありませんか。
Webライターの案件といっても単発だったり継続だったりと色々あり、分かりにくいですよね。
これからWebライターになりたくても、案件が分かりにくいとなかなか始められない場合も多いでしょう。
結論を言ってしまうと、単発案件は存在しますが、継続案件の方がおすすめです。
その理由についても述べていきます!
当記事の内容は次の通りです。
- Webライターの単発案件と継続案件の違い
- Webライター向け単発案件のメリット・デメリット
- Webライター向け継続案件のメリット・デメリット
- Webライターには継続案件をおすすめする理由
これからWebライターを志す場合は、ぜひ参考にしてください。
Webライターの単発案件と継続案件の違い
Webライターの案件には単発と継続の2種類があります。
この章では、それぞれの違いについてまとめました。
結論を先に言ってしまうと下記の通りです。
- 1回きりか続けて発注されるか
- 単発案件は低単価で簡単なことが多い
- 継続案件は信頼が積み重なる
- 高単価案件は継続案件に多い
1つずつ説明していきますね。
1回きりか続けて発注されるか
単発と継続というだけあり、
ポイント
- 単発案件:一回きり
- 継続案件:続けて発注
といった違いがあります。
ただし、単発案件と継続案件の違いはそれだけではありません。
単発案件は低単価で簡単なことが多い
単発案件は低単価で簡単なことが多いといった特徴が挙げられます。
クラウドソーシングではタスクと呼ばれる案件が単発案件に該当し、大量に発注されているものです。
メモ
タスクとは?:単価交渉のない、簡単作業のこと。
タスクは1件で数百円単位の低単価案件で、誰でもこなすことが可能です。
その代わり、誰でもできることなので、大きく稼ぐことは難しいのが実情。
継続案件は信頼が積み重なる
一方、継続案件はプロジェクトに該当することがほとんどです。
メモ
プロジェクトとは?:単価交渉がある一般的な案件
もちろん、プロジェクトでも単発案件はあるので、一概にプロジェクトなら継続案件というわけではありません。
継続案件はその名の通り、同じクライアントから続けて発注される案件で、安定収入につながります。
フリーランスのWebライターは収入を安定させるのが難しいので、そういった意味で継続案件は重要なのです。
高単価案件は継続案件に多い
また、継続案件と単発案件の違いは「高単価案件が継続の方に多い」といったことが挙げられます。
理由としては、継続案件はクライアントと親密になりやすく、信頼されやすいからです。
信頼されるということは、よりお金がかかる案件を任せてもいいと思われますよね。
上記のことから、継続案件の方が比較的、高単価案件に繋がりやすいということなのです。
Webライター向け単発案件のメリット・デメリット
それでは、ここからより詳しく単発案件のメリット・デメリットを解説していきます。
単発案件のメリット
まずはメリットから解説していきましょう。
メリットは下記。
- 初心者でも受注しやすい
- 取引が長引かないので、相性の悪いクライアントでも大丈夫
- 実績を積むのに便利
初心者でも受注しやすい
まず、タスクを中心とした単発案件は初心者でも受注しやすいというメリットがあります。
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単発案件は、スキルより数を重視することが多いのが理由です。
たとえば
メモ
- 脱毛サロンのレビューを書いてください
- マッチングアプリの体験談を書いてください
- 商品の使用感を教えてください
といった案件が単発案件に該当します。
どれも、体験があれば誰でも書ける内容ですよね。
特にスキル・知識が必要ないので、初心者でも簡単に受注できるのがメリット。
取引が長引かないので、相性の悪いクライアントでも大丈夫
また、取引が長引かないのも利点。
クラウドソーシングはもちろん、フリーランス・個人事業主のWebライターはクライアントとの相性が非常に重要です。
そのため、なるべく相性の良い相手とだけ取引をしたいところ。
しかし、継続案件だと、一度取引を始めてしまうとなかなか関係を整理できず、ずるずる付き合わなければいけないことが多いのです。
一方、単発案件なら一度きりの付き合いなので、クライアントとの相性をほとんど気にしなくていいといった点はメリットでしょう。
単発案件は基本的に初心者向けの案件ということです。
実績を積むのに便利
また、単発案件はそれ自体で1件の取引になるので、実績として分かりやすいのがメリット。
例えば
メモ
- 1記事だけの案件
- 10記事まとめての案件
の2つがあるとしましょう。
単発案件は1記事だけで取引が成立するため、実績がない頃は重宝します。
一方、10記事まとめての継続案件は評価実績がなかなか積み上がらないといった事態になりかねません。
もちろん、数が重要ではないのですが、初心者は見た目が重要なので「50件の取引実績があります」といった文言でアピールするのも重要です。
初心者こそ、単発案件を利用するべきでしょう。
単発案件のデメリット
一方で、単発案件のデメリットは次です。
- 安定収入にはならない
- 高単価案件になりにくい
- 場合によっては規約違反案件もある
安定収入にはならない
単発案件はいくら消化しても安定収入にはなりづらいので注意しましょう。
いくら1件の単価が高くても、毎回営業・提案をし続けるのはかなり厳しいです。
継続して案件を振ってくれるクライアントがいるだけで、業務に集中できるといった意味合いでも継続案件の方が稼ぐのには向いています。
単発案件は初心者の頃の実績作りに使うだけにしましょう。
高単価案件になりにくい
また、単発案件は継続の取引にならないので、単価交渉の余地がほとんどありません。
メモ
中にはうまいWebライターがいて、単発案件でも圧倒的な成果を出し交渉のテーブルに持っていく人もいますが……
単価交渉ができない時点で、高単価案件(1文字1.0円〜3.0円以上)は獲得できませんので、切り替えが重要です。
単発案件では薄利多売しか道が残されていませんよ。
場合によっては規約違反案件もある
また、注意しなければいけないのが、規約違反の案件もある点。
例えばECサイトのサクラレビューの案件などには注意しましょう。
ECサイトに不正なレビューを記載することは、ECサイトの規約にはもちろん違反しますし、クラウドソーシングサイトの規約にも反することが多いので気をつけてください。
クラウドワークスでは下記のように定められています。
第22条 禁止事項
(中略)
(21) ECサービス・口コミサイトのレビューを記載する業務を依頼する行為、又は業務を開始する行為
「口コミを掲載してください!」といっただけの案件では見極めが難しいのですが「Amazonのサイトにレビューを書いてください」は完全に規約違反です。
注意しましょう。
Webライター向け継続案件のメリット・デメリット
次は継続案件のメリット・デメリットを解説していきます。
結論を言ってしまえば中級者以上は継続案件を狙うべきです。
なぜそういえるのか、メリット・デメリットを解説しながら説明していきましょう。
継続案件のメリット
継続案件のメリットは次の通りです。
- 安定収入になる
- 高単価案件になりやすい
- クライアントとの信頼関係ができる
安定収入になる
継続案件は安定収入になるのが何よりもメリット。
フリーランス・個人事業主のWebライターは収入を安定させるのがとにかく難しいのが実情。
しかし、継続して案件を振ってもらえれば、安定した収入が見込めます。
収入が安定すれば、経済的にも精神的にも余裕が出てくるでしょう。
単発案件だけでは、単月の収入は上を目指せます。
しかし、長期的な収入を考えると継続案件を獲得することが重要なのです。
高単価案件になりやすい
また、継続案件は高単価案件になりやすいという利点も。
単発案件はスキルをあまり必要としないことを説明しました。
そういった意味合いで単発案件は高単価になりづらいのです。
一方、継続案件はWebライターのスキルがある程度あることが前提になるため、その分報酬が高めに設定されることがあります。
継続案件で高単価を獲得できるようになると、一気に安定感が増します。
高単価案件の獲得の仕方は下記ページをご覧ください。
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クライアントとの信頼関係ができる
3つ目のメリットはクライアントとの信頼関係です。
クライアントと継続して取引をしていると、クライアントから「このWebライターさんは優秀」と思われると、さまざまな良いことが起こります。
たとえば下記。
ポイント
- 新しい案件の依頼
- 継続案件の延長
- 単価交渉の成功
- 別のクライアントを紹介される
などなど……
上記のメリットは、どれもWebライターの利益が増える方向につながるものです。
利益を増やして安定感を得たいなら、継続案件一択でしょう。
継続案件のデメリット
一方、継続案件にもデメリットがあります。
下記には注意が必要です。
- クライアントと合わないとキツい
- 初心者は受注しにくい
クライアントと合わないとキツい
まずは、クライアントと合わないとしんどいといった点。
継続案件は数ヶ月〜数年といったスパンで一緒に仕事することになります。
しかし、取引とはいえ、人対人の関係である以上、相性があるのは必然。
そういったクライアントとは、なるべく早めに契約を解除した方がいいです。
いくら条件が良くても、働いていてテンションが上がらない取引はしんどいですからね。
初心者は受注しにくい
また、初心者は継続案件をそもそも受注しにくいといったデメリットもあります。
繰り返しですが、継続案件はスキルが必要です。
最初は単発案件でスキルを磨くことをおすすめします。
また、書籍やスクールでスキルアップしていくのも継続案件獲得の近道ですよ。
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Webライターには継続案件をおすすめする理由
結論をおさらいすると、Webライターには単発案件より断然、継続案件です。
その理由を改めて解説していきましょう。
下記2点が重要です。
- Webライターが安定収入を得るのは非常に難しいから
- 信頼が積み重なり、高単価案件に発展しやすいから
Webライターが安定収入を得るのは非常に難しいから
Webライターという職業は、安定収入を得るのが極めて難しいものです。
基本、単発案件が多く、1ヶ月で15万円稼げたからといって、次の月も15万円稼げるとは限りません。
そういったWebライターが取るべき選択肢は2つ。
ポイント
- 継続案件を取る
- 会社員Webライターになる
継続案件はこれまで説明してきた通りです。
メリットは下記。
- 安定収入になる
- 高単価案件になりやすい
- クライアントとの信頼関係ができる
とにかく、継続案件を安定して取れるようになると、サラリーマンより高収入で安定することも可能です。
もう1つの選択肢は会社員Webライターになるという方法です。
実際にWebライターを募集している会社は多く、チャンスは結構あります。
会社員Webライターになると安定収入は得られますが、フリーランスのように報酬が爆発的に増えることはありません。
そのため、個人的にはフリーランスWebライターとして継続案件を獲得した方が効率が良いと思います。
信頼が積み重なり、高単価案件に発展しやすいから
また、継続案件は高単価案件に発展するといったメリットもあると説明しました。
高単価の案件になる経緯は下記のような流れです。
ポイント
- 単発案件で成果を出す
- 継続で依頼したいとクライアントが思う
- 継続で成果を出す
- より難しい仕事を依頼したとクライアントが思う
- 高単価の案件を依頼する
ようはクライアントに信頼されて、難しく単価の高い仕事を振ってもらうチャンスが増えるため、継続案件がおすすめというわけ。
継続案件を繰り返すことで単純接触効果で信頼されやすいというのも実はメリットです。
メモ
単純接触効果とは?:繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。
取引は恋愛に似ていて、何度も出会ったりやりとりを繰り返しているうちに相手のことを好意的に思うものです。
クライアントに何度も継続案件で貢献していれば、クライアントもあなたのことを好意的に思い、単価をあげてくれるというわけ。
高単価の案件を獲得するためにも、ぜひ継続案件を獲得しましょう。
高単価案件をWebライターが獲得する方法
高単価案件を獲得する方法を最後に説明しておきます。
結論から言うと、下記の11個を実践していただきたいです。
- 基礎的な文章力を身につける
- SEOの知識を身につける
- 専門分野の知識を身につける
- クライアントの信頼を獲得する
- 適切に単価交渉を行う
- 案件の見極めを大切にする
- 添削の機会があれば素直に従う
- 実績を積み上げる
- プロフィールを日々更新する
- クラウドソーシングの評価を良くする
- ブログやSNSなどのメディアを育てて、直接契約に持っていく
それぞれ、私が実践している高単価案件を獲得する11の秘訣です。
詳細は長くなるので、下記のページをご覧ください。
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まとめ:Webライターは単発案件より継続案件を狙おう!
Webライターには単発案件は存在します。
しかし、単発案件にはメリットもありますが、デメリットも多く、あくまで初心者向けといったもの。
単発案件のメリット・デメリットは下記です。
単発案件のメリット
- 初心者でも受注しやすい
- 取引が長引かないので、相性の悪いクライアントでも大丈夫
- 実績を積むのに便利
単発案件のデメリット
- 安定収入にはならない
- 高単価案件になりにくい
- 場合によっては規約違反案件もある
Webライターとして報酬を安定させたいなら、継続案件を狙いましょう。
継続案件のメリット・デメリットは下記です。
継続案件のメリット
- 安定収入になる
- 高単価案件になりやすい
- クライアントとの信頼関係ができる
継続案件のデメリット
- クライアントと合わないとキツい
- 初心者は受注しにくい
ぜひ、高単価案件を獲得するためにスキルを磨いてみてください。
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