「Webライターが文章力を高めるには何をしたらいい?」
「Webライターはどこで文章力を高められる?」
「Webライターにとって文章力以外に必要なスキルは?」
上記のようにお考えではありませんか。
Webライターはピンキリで、スキルがある人だけが稼げる状況です。
そしてWebライターの基礎ともいえるスキルが文章力。
当記事では、Webライターの文章力を高める秘訣を中心に下記内容を解説していきます。
- Webライターが文章力を高める15の秘訣を現役ライターが徹底解説!
- Webライターが文章力を高めるためには添削が必須
Webライターとしてスキルを高めたいとお考えの場合はぜひ参考にしてください。
当記事をご覧になれば、文章力向上の足掛かりになるでしょう。
私は現役で月収60万円以上を稼ぐ
- Webライター
- 構成作家
- 添削者
- Webディレクター
です。
Webライターが文章力を高める15の秘訣を現役ライターが徹底解説!
当記事では、
- 基礎編7つ
- 鷹揚編5つ
- SEO編3つ
の計15個を紹介しましょう。
それでは早速解説をしていきます。
文章の基礎7選
まずは文章の基礎7つからです。
下記項目を押さえておいてください。
- 文末表現の連続を避ける
- 主語と述語の一致に気を使う
- 一文を程よい長さにする
- 指示語を使わない
- 修飾語は被修飾語の近くに置く
- 語句の省略は意味が通じるか考えて使う
- 読点を適切に打ってリズム感を整える
文末表現の連続を避ける
まずWebライターになりたての方が必ず指摘される箇所として、文末表現の連続が挙げられます。
メモ
文末表現とは?:「です・ます」「だ・である」など。
文末表現が連続すると、幼稚な印象を与えたり、リズム感が悪く感じたりといった問題が生じます。
そのため、Webライターをする以上、文末表現はできれば毎回異なるものを使用するべきです。
例を挙げるとすると、
ダメな例:美味しいです。また食べたいです。
良い例:美味しいご飯でした。また食べに来たいと思います。
上記のようなイメージ。
注意点として、です・ます調は文末表現のバリエーションが少ないので工夫が必要です。
必要があれば、二重否定や体現止めなどを使用して、工夫してみましょう。
主語と述語の一致に気を使う
主語と述語の一致に気を使いましょう。
主語と述語が一致していない文章を「ねじれた文章」と呼びます。
例としては、
ねじれた文:私はコーヒーが美味しかった。
正しい文:私が飲んだコーヒーは美味しかった。
上記のようなイメージです。
前者は主語「私は」と述語「美味しかった」が一致していないので、なんとなく変な文章に思えますよね。
後者は主語「コーヒーは」と述語「美味しかった」が一致しているので、正しい文です。
一文が長くなると、主語と述語の不一致が生じやすいので、そういった意味合いでも文は短めにまとめることが重要といえます。
一文を程よい長さにする
一文は60〜70文字までに設定しましょう。
短すぎると稚拙な印象を与えますし、長すぎると読みにくくなります。
特に、一文一義がWebライティングの基礎ですが、長い文は一文に複数の内容が入っていることが多いので注意しましょう。
メモ
一文一義とは?:一つの文章に一つの情報だけを入れること
文章が長い(100文字を超える)場合は、途中で文章を区切り、接続詞で繋ぐようにしましょう。
例を挙げるとすると、
私は熱いコーヒーとケーキとサンドイッチを注文したが、室内が暑かったためそれらはあまり美味しく感じられず、二杯目はアイスコーヒーを注文したところ、非常に美味しく、幸福を感じられたので、今度は最初からアイスコーヒーを注文しようと思う。(115文字)
↓
私は熱いコーヒーとケーキとサンドイッチを注文した。(25文字)
しかし、室内が暑かったためそれらはあまり美味しく感じられなかった。(33文字)
二杯目はアイスコーヒーを注文したところ、非常に美味しく幸福を感じられた。(36文字)
そのため、今度は最初からアイスコーヒーを注文しようと思う。(29文字)
といった感じで区切ってみてください。
文章がスマートになり、完読率も高くなるでしょう。
指示語を使わない
指示語を使うのも避けましょう。
メモ
指示語とは?:あれ・これ・それ・どれなど。こそあど言葉ともいう
指示語を使うと、読者に読解力を必要とさせてしまうからです。
読者は文章を読みに来ているのではなく、情報を求めてWeb記事を読んでいます。
そのため、理解に手間がかかるような文章だとすぐに離脱されてしまうのです。
指示語は、文脈を理解していないと理解できないので、使わない方がいいというわけ。
ポイント
指示語はつい使いたくなってしまうものですが、なるべく具体的に語句を使い、丁寧な文章を目指しましょう。
修飾語は被修飾語の近くに置く
修飾語は被修飾語の近くに置きましょう。
一文が長くなると起こりがちな現象でして、修飾語が被修飾語と遠いと、文章の理解が難しくなってしまいます。
そのため文章を短くする対応を行い、それでも文章を短くできない場合は、修飾語と被修飾語の距離を近づけるのがおすすめです。
語句の省略は意味が通じるか考えて使う
語句の省略は基本的に行うべきではありません。
Web記事はどこから読んでも内容が理解できる状態がベストなので、主語や述語を省略して良いケースはほとんどありません。
ただし、あまりにも同じ単語が頻発する場合は読みにくさに繋がってしまうので、語句を省略した方が良いと判断するケースがあります。
文章を音読して、何度も同じ単語が出てくるな……と感じた場合は、少し語句を省略して表現してみましょう。
ポイント
読んだときに、リズム感が良いと感じればその文章がベストです。
読点を適切に打ってリズム感を整える
読点を適切に打ってリズム感を整えましょう。
読点が全くない文章は、かなり読みづらいといえます。
一方、読点を打ちすぎた文章も読みづらいと感じるものです。
ポイント
読点は適切に、というのが原則。
おすすめの読点の打ち方は音読をして、一息つきたくなるところに入れるというものです。
そのため文章は書いた後、必ず音読してリズム感を調節するようにしましょう。
文章の応用5選
次は文章の応用編です。
下記5点を押さえておくと、より上級のWebライターになれますよ。
- 読者の気持ちに寄り添った文章にする
- 読者の疑問や悩みを先回りして潰していく
- PREP法を意識する
- 難しい&専門用語は徹底的に説明する
- 読者の知識レベルを想定して文章を書く
読者の気持ちに寄り添った文章にする
まずはWebライティングの基本として、読者の気持ちに寄り添った文章を書きましょう。
Webライティングというと、SEOライティングを思い浮かべる場合が多いと思います。
そして、SEOライティングはGoogleに向けて文章を書くから、読者のことを蔑ろにしている……なんてことを言われがちです。
しかし、上記は古い認識といって過言ではありません。
現在、Googleの評価基準はかなり精巧になっており、読者にとって役立つ情報が優先して上位表示されるようになっています。
つまり、SEOの成果を出すためにするべきことは、読者のことを理解し、読者にとって最良なページを作成することこと、Webライティングの本質なのです。
読者の気持ちに寄り添うということは、
- 読者の問題を解決する
- 読者のニーズをしっかり把握する
- 読者にストレスがないような文章を構築する
ことなどが重要ということ。
読者の疑問や悩みを先回りして潰していく
また、読者は文章を読むにつれて、情報を得ていきます。
すると、最初は考えていなかった疑問点や問題が出てくる場合があるのです。
そんなとき、なんの対策もしていないと、読者は離脱して別のことを検索してしまいます。
離脱→再検索を防ぐためにも、Webライターは読者の悩みや問題を先回りしていく必要があるのです。
Aという情報を与えたとき、BやCといった次に生まれるであろう疑問や悩みを先回りして解決していきます。
すると、読者は再検索をする必要がなくなり、あなたのページで検索を終了するということに。
ポイント
読者が検索をやめる行為はGoogleからすると、ポジティブな評価になります。
読者にとって最後の1ページになるような記事を書くことを意識してみましょう。
PREP法を意識する
文章を書くのが難しい場合は、まずPREP法を意識してみましょう。
メモ
PREP法とは?:結論→理由→具体例→結論の順で展開する方法のことです。
PREP法を利用すると、理解しやすい簡潔な文章になります。
もちろん、全ての文章をPREP法で書くと不自然になるので、使い所は注意が必要です。
PREP法を使うときは、読者の立場に立って考えることが重要。
たとえば、理由が明らかな場合はあえて書く必要はありませんし、具体例も不要な場合があります。
逆に難しい内容なら理由と具体例を過剰なほど付け足した方が理解が深まるケースもあるということです。
ようは、読者にとって最適な展開を考えたとき、PREP法を利用するといったイメージ。
難しい&専門用語は徹底的に説明する
難しい言葉や専門用語はきちんち説明していきましょう。
単語の意味が理解できないと、文章そのものを読むのが苦痛になってしまいます。
その結果、ページからの離脱→再検索をされてしまうことに……。
次で説明する読者の知識レベルを意識しながら、基本は専門用語は全部解説をつけましょう。
一般的な記事の場合、Webライティングでは「中学生にわかる書き方」を指示されます。
メモ
なぜ中学生なの?:義務教育の最後の段階だから。中学生が理解できるなら多くの大人は理解できるはず。
ただし、法律や医療などの専門性が高い記事で、読者の知識レベルが高い場合はあえて説明を省くこともありますよ。
読者の知識レベルを想定して文章を書く
読者の知識レベルを想定して文章を書くことも大切。
たとえば「SEO」という単語が出てきたとき、Webライターの方ならほぼ全員がどういった意味か理解できるでしょう。
しかし、一般的な方は意味すらわかりません。
つまり、Webライター向けの記事なのか、一般的な方向けの記事なのかでは説明の必要性が変わってくるのです。
読者に合わせた情報提供をしないと、
- 説明のしすぎ
- 説明が足りない
といった事態に陥ります。
SEOまで意識した文章のテクニック3選
SEOまで踏み込んだ文章力の話をしておきましょう。
下記3項目を押さえておいてください。
- キーワードを記事全体に散りばめる
- 読者の行動をコントロールして最高の体験に導く
- タイトルや見出しをキャッチー&具体的にする
キーワードを記事全体に散りばめる
まずはキーワードを記事全体に”自然に”散りばめましょう。
ポイントは”自然に”です。
不自然にキーワードを盛り込んだ記事は、Googleにも人にも見破られます。
読者からの評価が下がる=Googleからの評価も下がるということなので、結果的にSEO的に不利に働くのです。
ポイント
今のGoogleは非常に精巧なので、キーワードが入っていない状態でも、読者にとって有益なら上位表示する傾向にあります。
そのため、キーワードを入れることの意識は昔ほど必要ではありませんが、それでもいまだに重要なポイントではあります。
きちんとキーワードや共起語を記事に盛り込むスキルもWebライターの文章力ですよ。
読者の行動をコントロールして最高の体験に導く
読者の行動パターンをデータ化して、Googleはページやサイトを評価しています。
つまり、Googleからの評価をよくするためには、読者の行動をコントロールする必要があるのです。
ポジティブな行動は下記。
- 商品の購入
- メルマガ登録
- 検索の終了
- 関連記事を読む
一方、ネガティブな行動としては、離脱と再検索です。
ページから離れて、再度検索をしたということは、読者がそのページで満足できなかったということの証明だから。
つまり、Webライターは読者の離脱と再検索を徹底的にさせない工夫が必要というわけです。
具体的な対策としては、
- 商品購入リンクを貼る
- 情報のソースとなるリンクを貼る
- 徹底的に語句を解説する
- 読者の疑問を先回りして潰していく
などです。
Webライティングの基本をしっかりしていればSEOでも成果が出るようになっています。
ぜひ、読者にとって最高のページを作成しましょう。
タイトルや見出しをキャッチー&具体的にする
また、読まれなければWebページは意味がありません。
タイトルや見出しをキャッチーなものにして、クリック率(CTR)を向上させましょう。
強い言葉やインパクトのあるフレーズを使うとCTRは高まりますが、同時にタイトル詐欺のようになり、評価を落とすケースもあります。
ポイント
タイトル・見出しでは嘘をつかないけど、インパクトがあるといったラインを目指しましょう。
Webライターが文章力を高めるためには添削が必須
Webライターが文章力を高めるためには添削が必須です。
なぜそういえるのか、理由から解説していきましょう。
添削が必要な理由
添削がないと、文章力は磨かれません。
なぜなら、正しい文章がかけているかどうかが自分では判断できないからです。
ポイント
すでにスキルがある人なら、文章の良し悪しを理解できますが、スキルがない人は自分の文章の悪い部分、良い部分が理解できないもの。
そのため、すでにスキルがある人に記事を読んでもらって「ここは良い」「ここは悪い」といった添削を受けることが絶対に必要なのです。
私自身、三年以上Webライターをしていますが、いまだにクライアントから指摘を受けます。
そしてそのたびに、スキルアップしている実感があるものです。
添削はWebライターと切っても切れない関係。
では「添削ってどこで受けられるの?」という疑問にお答えしていきましょう。
添削はどこで受けられる?
添削はスクールかクライアントのフィードバックで受けられます。
それぞれについて説明しますね。
スクール
まずはスクールです。
お金を払ってスキルを教えてもらうというものです。
スクールは講師がきちんとつき、添削をしてくれます。
そのため、効率的なスキルアップが可能です。
スクールのデメリットはお金がかかるという点。
詳細は下記ページをご覧ください。
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クライアントからのフィードバック
お金がどうしてもない方はクライアントからのフィードバックを受ける方法もあります。
クライアントから依頼を受け、納品したものをクライアントから評価されるというのがフィードバックです。
ただし、クライアントには良し悪しがあり、悪質クライアントだと何度もリテイクを無償でさせるような人も存在します。
悪質クライアントに当たるとスキルアップどころではないので、運が絡んでくるのがデメリットでしょうか。
まとめ:Webライターは読者のことを理解して文章を書こう!
以上、Webライターの文章力を高める15の秘訣は下記です。
<基礎>
- 文末表現の連続を避ける
- 主語と述語の一致に気を使う
- 一文を程よい長さにする
- 指示語を使わない
- 修飾語は被修飾語の近くに置く
- 語句の省略は意味が通じるか考えて使う
- 読点を適切に打ってリズム感を整える
<応用>
- 読者の気持ちに寄り添った文章にする
- 読者の疑問や悩みを先回りして潰していく
- PREP法を意識する
- 難しい&専門用語は徹底的に説明する
- 読者の知識レベルを想定して文章を書く
<SEO>
- キーワードを記事全体に散りばめる
- 読者の行動をコントロールして最高の体験に導く
- タイトルや見出しをキャッチー&具体的にする
上記を押さえて文章力を鍛えましょう。
ただし、添削を受けないとスキルは磨かれません。
添削の必要性とおすすめスクールについてまとめたページがありますので、あわせてご覧ください。
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【無意味?】Webライター通信講座の添削って必要?おすすめWebライティングスクール9選
「Webライターの講座で添削って必要?」 「Webライター講座の選び方は?」 「添削ありのWebライター講座でどれがおすすめ?」 上記のようにお考えではないでしょうか。 添削を実施してい ...
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